2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

容量と余裕

私の本棚の一角には、「進行中」の棚がある。 最近発見した整理方法で、同時並行で複数の作業をしたり、ひとつの事柄を多角的に考えたりするのに便利だ。 読んでいる途中の本、今使っている複数のノート、メモ帳、頭の中で考えている事柄に関連する本をまと…

私のニューヨーク・リアリティ

ニューヨークに来てからの時間が積み重なっている。 自分が住んでいない地域、即ちミッドタウンやイーストヴィレッジ、ソーホー、ブルックリンやブロンクスの方へは、数えるほどしか行っていない。クイーンズもほぼ未踏の地だ。自分の居住エリアから離れた回…

休むこと

去年覚えたことがある。 ひとつは、休憩するということ。 ぼんやりしたり、ゲームしたりする。 何もせずに、窓からの景色を眺めたり、天井からぶら下がる照明を眺める。 パズルゲームや塗り絵などをする。 誰に見せるでもなく絵を描いたりもする。 去年の今…

歌が聞こえるような

私が住んでいる所は地域的にはハーレムと呼ばれる。 周りには、沢山のコミュニティや暮らしが路上や店先に存在する。 アパートメントの隣の教会では、日曜11時からミサがある。情熱的な説教が聞こえる。木曜日にはパントリーが行われているようだ。朝から行…

手紙/関係性の実験

インターネット上で文字を使って連絡を取り合う手段を改めて数えてみた。メッセージアプリをみっつ、SNSのDM機能をふたつ、メールアドレスがひとつ、SMSがひとつ。合計7つも日々使っていることになる。 メッセージアプリかSNSのDM機能でコミュニケーションす…

インスタでメイク用品を愛でる(だけでは終われない)

インスタグラムで最近ハマっているタグがある。 #panningcommunity これです。このハッシュタグを開くと、使いかけのアイシャドウパレットやチーク、ファンデーションなどの写真や、使い終わったそれらのケースの写真が出てくる。いかにも使いかけの粉や化粧…

鶴見さんとやっちゃんに学ぶ思考整理とアウトプット(繭の時代の思考)

こうやって毎日ブログを書いていると、日々自分の中で考えたり感じていたりすることのなかで、考えがまとまったもの、結論が出ていること、シンプルなこと、そういったことが書きやすい。複雑で深い思考を伴うものは、あまり書けない。 なぜなら日々の思考の…

2020年に読んだ本のほぼ一覧

2020年に読んだ本を覚えている限りで書き出してみる。漫画はもっとあるんだけれど。 新規読了。 『ナウシカ考』赤木憲雄 『硫黄島玉砕戦-生還者たちが語る真実』NHK取材班 『カルト宗教事件の真相~「スピリチュアル・アビュース」の理論』藤田庄市 『柔ら…

グッバイ・ツリー・リサイクル

ようやく、断腸の思いでクリスマス・ツリーをリサイクルに出した。 寂しい!!!!! 今まで、幼い頃のクリスマスプレゼント以外でクリスマスが楽しみとか、思ったことがなかった。今回は、約1ヶ月に渡るホリデーシーズンそのものが楽しかった。初体験だ。そ…

1年経ちました(2020年渡米の思い出)

日本時間の2020年1月14日、両親に見送られながら羽田空港を飛び立ち、同14日、私はニューヨークに降り立った。多くの人が行列する入国審査場に大荷物で並び(お気に入りの長傘まで持ってきたので大変だった)、空港のWi-Fiを拾って暇を潰した。婚約者ビザで…

家計見直し作戦

コロナはちょっと別枠として、近頃パートナーと私の生活は落ち着いている。落ち着いてきてようやくできるようになるのが、節約や貯金。去年の後半は引っ越しや在宅仕事の環境整備など大きな出費が続いたし、来年度はまた引っ越しがあることが予想できている…

モーニングサイド・ハイツを訪ねる(2日目)

1月9日は、モーニングサイド・ハイツ方面へパートナーと歩いて向かった。この日は友人ふたりと夕食をする待ち合わせ。ハーレムからハミルトンハイツ方面へ上がり、そこからモーニングサイド・ハイツへと下っていく。ハミルトンハイツの丘の上からモーニング…

モーニングサイド・ハイツを訪ねる(1日目)

モーニングサイド・ハイツに2日連続でパートナーと一緒に行ってきた。 モーニングサイド・ハイツとは、セントラルパークの北西方向、ニューヨークに来て、最初に住んでいた地域の呼称。パートナーの勤める大学もあり、友人たちもいることから、今でも時折行…

暴力と気遣い(と愛)

1月6日、ルームメイトに緊急事態が発生し、ニューヨークを離れることになった(ここでは便宜上Aさんと呼ぶ)。翌日7日にAさんが出発するまで家を離れずサポートした。 落ち着かない状態になっているAさんを助けたいと思うのだが、大変なことが起きると頭の中…

スローフライデー

水曜日にルームメイトが大変で、今日はドシーンと疲れてる。ネマス。 (32文字/2分/13日目)

ジムは危険(医者談)

カラダを鍛えることが2021年のさりげない目標のひとつ。 踊りにとらわれず、コロナによるロックダウン生活前のそこそこに鍛えられた体に戻るわけでもなく、今からこれからの体になっていくためのトレーニング。 コロナの罹患率が低くなっていた2020年10月、…

命を考えている

人生はいつでも間に合わない。 泣き叫ぶ友人の話を聞きながら、これが頭をよぎったのが今朝。 今は夜10時半。 人生は稀に間に合わないことがある。 それでも間に合わせよう、なんとかしよう、できることをやろうとするものだ。 と思っている。 今日できるこ…

ニューヨーク洗濯事情(後半)  

(前半はこちら) gonna-dance.hatenablog.com ここハーレムの暮らしで洗濯に行くときは、大きなカートにイケアのファスナーバッグいっぱいの洗濯物と洗剤を突っ込み、バッグの中には専用のプリペイドカードと、キンドルか文庫本、携帯用消毒液を入れていく…

ニューヨーク洗濯事情(前半)

一番好きな家事は洗濯かもしれない。皿洗いもいいけれど、やっぱり洗濯だと思う。 コインランドリーは数えるほどしか使ったことがない日本の暮らしだった。 日本では洗濯機をいつでも所有していた。狭くて安い一人暮らし用の部屋でも、洗濯機置き場がある物…

習慣を変える(飲み物編)

飲み物って、みなさん何飲んでます? ストレッチやダンスの先生をやっていた時は、 「無理はいけないけれど、自分の代謝に合わせて毎日水を1.5から2リットル飲みましょう。お茶やコーヒーもこのうちに含まないことが理想です」 ということを私の受講生のみな…

読書会とベル・フックス

学者であるパートナーとふたりで読書会をしている。 2020年9月にスタートし、今は、ベル・フックス著『feminism is for everybody passionate politics』(邦題:フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学)を読んでいる。19章ある本作品のようやく半ば。 今…

裁縫反資本主義と連帯経済

12月頭頃、約1年使ってきたショーツが壊れかかってきた。糊か圧着か、つなぎ合わされた布と布が剥がれかけている。もう買い替え時期か。早い気がする。いや、こんなもんか。どうなんだろう。 こうなると選択肢は新しいものを買うということになるのだろうが…

繭の年を続けていく

クリスマスイブのセッションでカウンセラーに「2020年はどんな年だったか」と聞かれ、小晦日のセッションでは「2021年はどんな年にしたいか」と聞かれた。 私の答えはこうだ。 2020年は繭の年だったと思う。 今まで37年間、青虫としてえっちらおっちら生きて…