2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自粛の曖昧さを乗り越えるために

自宅ごもりが続く中、日本のインドと言われる私の大好きな東京の街、高円寺の友達から連絡があった。 彼と話して、私もいろいろすっきりした。 それは何かというと「自粛」の正体。 それと、自粛という魍魎のような曖昧なものにやられないために必要なのは、…

近所で面白いこと(コロナ隔離生活を健やかに過ごしてみる)

ほら、コロナとかで腐りそうになるじゃないですか。 ニューヨークも事態がどんどん変わって、ちょっと気が塞ぐ。 レストランやカフェなんかもデリバリーやテイクアウトのみの営業になったから、店内の椅子を取っ払ったりしている。デリバリーだけだから店内…

コロナ状況アップデート@ニューヨーク

ちょっとLINEやmessengerを放っておいたら、たくさんの心配メールが来ていました。みなさん、ご心配掛けしています。ありがとうございます。ありがたいですね。米国国内から、そして国境を超えて。 みなさん、私は無事です。無事。 私も週末から一昨日まで、…

京極夏彦『姑獲鳥の夏』

京極夏彦の本を読んだ。 二十歳頃初めて読んだ彼の著作『姑獲鳥の夏』 初めて読んだのは、講談社文庫、美しい表紙だった。 おんなのつるんとした感じが好きだった。妖怪なんだけど。 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) 作者:京極 夏彦 発売日: 1998/09/14 メデ…

おうちで面白いこと

ミュージカル映画「サウンドオブミュージック」で、my favourite thingsという歌が出てくくるのですが、夜寝る時間、雷を怖がる子どもたちに主人公マリアが、「そんなときは好きなものを思い浮かべると、気分もそんなに悪いもんじゃなくなるよ」と歌うのです…

銀行口座を開いた話

銀行口座を作った。外国籍人として住むと、やはり少し面倒だ。その国の国籍を持っていないとひと手間かかる。どの国でもきっとそうじゃないだろうか。こういう時、「日本だったら・・・(もう少し楽だったのに)」と口にしたくなるが、意識して避けてみてい…

京極夏彦『ヒトでなし』(コロナの状況アップデート含む)

めちゃくちゃなタイトルで書き出したもんである。 学生の親近者にコロナウイルス罹患者が出たことを受け(学生ではない)、大学は2日休校ののちに、すべての授業を遠隔(オンライン)で開講し始めた。予防と早期対処が大事な感染症対策において、迅速で的確…

リクエスト曲「Here Comes a Thoght」

いとうせいこうさんのTwitterを友人経由で見て、ああ、そうか、私には想像ラジオがあるじゃないか、と思ったのでリクエストを出すことにしたのでした。 ************************************* DJアークさん、こんにちは。(注) ニューヨークに住んでいるナ…

3月11日に思うことと、想像ラジオへのリクエスト

今日は3月11日。 どうしても、2011年3月11日と、それからのことを思い出さざるをえない。 この日だけがあの日を思い出すわけではないのだけれど、つらい記憶であることは確かなので普段は入らないスイッチを入れ、「よし」と決意させる力がこの日にはある。…

ビーガングラタンのレシピ(突然)

おうちで作ったビーガングラタンが美味しくて簡単だったのでレシピを共有します。 ほら、コロナとかでしんどいじゃないですか。日本は政府の対応も本当に悪くて、日常の買い物も棚がガラガラでままならない。イベントも中止ばかり。そういうときは気持ちがす…

コロナウイルスがNYにも来た(薬局へ消毒液を買いに行った話)

中国武漢から始まったコロナウイルスの感染拡大(注)。今、多くの人の懸念をかっさらっているのはこれだろう。日本は、政府の対応の不味さによる人災がでかいのではないかと思うようなニュースばかり。ニューヨークから見てても腹立たしい。 消毒液やマスク…

村上春樹『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』

36歳にして、初めて村上春樹を読了しました。 二十歳の時、『ノルウェイの森』を手に取り、なんだか、スカした空気感が嫌で、1ページ読んだか読まないかで読むのをやめて、そこからなんとなく苦手意識があって、一度も手に取ることがなかった。 読んだのは、…