Loca☆Kitchen(さん)のこと。私の自営業の思想のこと。

いつも、「おいしいストレッチ教室」でお世話になっている高円寺のvegeカフェバーLoca☆Kitchen!それだけではなくて、木曜日の自由芸術大学のストレッチ講座の後も、よく受講してくださった方々と晩御飯を食べに行っています。

twitter.com

Loca☆Kitchenは、

ビーガンだけど気取っていなくて、高架下の飲み屋街にあるけど可愛くって、お料理の価格もお手頃!毎週変わるセットプレートは900円。ファラフェルなどのおつまみも充実、オーガニックワインもある。マクロビスイーツやお茶やジュースも充実。活躍のシーンの多いお店。

 

そのLoca☆Kitchenがウェブに掲載されました!「おいしいストレッチ教室」のことも取り上げていただいています!!嬉しすぎます。ありがとうございます。

style.vegewel.com

 

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(おいしいストレッチ教室でのビーガンスィーツプレートとオリジナルドリンク!)

 

自分たちの経済圏をつくるというチャレンジ

店長のやっちゃんこと、いとうやすよさんは、同じ大学院出身で、大学研究所でも一緒に働いた仲。

もともと、フェアトレードや、既存の大資本経済圏にとらわれず生きていくことや小商いに興味を持っていた私たちは、ふたりで、「自分たちの生活を楽しくするためのアレやコレやを手作りするユニット」というコンセプトで、Loca☆Kitchenというプロジェクト(活動)をふたりで始めたのです。2011年でした。

原発デモに行ってドネーション集めのケータリングをしたり、フリマを開催したり、ZINEを書いたり、縫い物をしたり、食事を出すコミュニティ空間を運営してみたり。いろいろ試しました。いつも、やっちゃんの企画力や発想力と底力に驚いてきました。

 

それぞれの道をポクポク、くねくねと歩き続けていたら、彼女は、お店を出し、私はダンサーになっていました。自営業系女子のできあがり。

 

こういうふうに生きるようになってみて、

仕事づくりの思想が本当に大切だと思う日々です。

そのひとつで、やっちゃんとも共有しているなあと思うことのひとつを紹介します。

 

私は、ただ単純に、お金を稼いでお金に頼って生きていきたいのではありません。お金は必要だけれど、お金で解決したその先にある品物や行為が欲しいからであって、お金そのものには興味がないです。

だから、お金「だけ」で解決しない経済圏とコミュニティを作りながら、生きていきたいなと思うのです。

「自分ができること」で「相手が喜ぶこと」を交換するようなことがしたい。

お金は助かる。でもそれだけじゃない。

パーソナルレッスンのメニューや基本構成の構築に協力していただく代わりに、めっちゃ安くレッスンしてみたり。生きていかれないほど安売りはできないんだけど。もっと何かできないか、っていつも思っている。

 

レッスンメニューは、とても思想が反映されている内容と構成になってきているなと思います。商品に反映させるのよりも、仕事づくりのやり方に反映させる方がもっと明確なものが必要だし、根っからの商売人じゃない私(あるビジネスマンの友達には、「アーティストとビジネスマンの脳みそはある種対局だね」と言われたこともある)にはちょっと違う頭が必要。

 

最近は、もっともっと自分の理想を明確にしたいなと思っています。

それがひとつひとつの仕事の在り方、プロポーザル、値段、内容、全てに繋がっていくからです。自分も相手も喜ぶ形で生きていきたい。

失敗したりぐるぐるしたりしながら、一個一個明確にしていきたいですね〜〜。

 

サテハテ!

 

やっちゃんが、お店を開くまでの人生を綴ったブログが面白いです。

「生きづらい時代こそ、社会不適応者は店を開いてのさばったれ〜☆」

 

おまけ。大福の話。得意なこと。できること。したいこと。

やっちゃんとふたりでケータリングをしていた時、受注数が多く、ほぼ徹夜のお祭り状態で支度をしていた時のこと。デザート用のいちご大福をラップで包むように、やっちゃんに頼まれました。運ぶことや時間が経ってから食べられることばかりを気にして、丈夫に包まなくちゃと思いまくり包んでいたら、丸い大福が四角くなってしまっていました。私にはやっちゃんのように可愛らしく魅力的に食べ物を仕上げるセンスがなく、(ここまでくるとそれ以前のナニカのような気もするけれど)四角くなった大福にさえ気づいていなかったのです。

それをじっと見てやっちゃんは、ぽそっと「丸いものを四角く包む」と言ったのでした。

それがなんだかおかしくて。今でも思い出しては笑います。大福はもちろん包みなおしました。

共通の興味から、Loca☆kitchenという活動をふたりでしていました(しています)が、それぞれができることや得意なことを、組み合わせ、共に動いたり、時にはひとりで、楽しみながら、やることの大切さも知ったように思います。

あの時は、まさか、やっちゃんがお店を持つとは、私がダンサーになるとは、夢にも思っていませんでした。懐かしみ。

 

サァ〜テ!未来も楽しみだ。