「刺す」いろいろ(英語の話)

先週、インフルエンザの予防接種と採血をしてきたのですが、その前日に見ていたネイチャードキュメンタリーにヤマアラシが出てきて、ライオンをあの背中の針でめっちゃ刺してました。ライオン、撃退されてた。ヤマアラシ、強い。「刺す」って言ってもいろいろある英語を勉強して面白かったので共有します。以下紹介する英語は、全部動詞です。

 

stab

ナイフなどの鋭利な物で刺す。殺傷事件とかはこれですね。

 

sting

蜂とかアリとかの小さな虫に刺されちゃうのはこれ。

 

stick

針とか画鋲、ピンで刺す。

stick into

何かを刺す、のだけれど、stabにあるような暴力性は無くなる。料理をしていて温度計をケーキに刺したりする時とかに使う。

 

pin

昆虫の標本を作る時はこれ。刺して(壁などに)つける。

 

poke

これが一番かわいらしい雰囲気(私比)。小さな針などで突くイメージ。皮膚の下まで入らないような。

 

inject

刺してさらに液体を注入する。って書くと怖いな。エイリアン感ある。まあ、注射です。ちなみに、注射そのものはinjection。インフルエンザの予防接種は、flue shot。「インフルエンザの予防接種をしてもらえますか?」は

Can I get a flue shot?

です。動詞はgetですね。「インフルエンザの予防接種したよ〜」は

I got a flue shot.

です。

 

話がズレました。

 

 

puncture

一番、オフィシャルというか、科学的な表現。タイヤがパンクした時もこれ。

 

ちなみに、蚊が刺すは、

bite(噛む、噛みつく、かじる)

です。

関西の方言と同じですね。

 

ちなみにこれ、アメリカ英語なので、イギリス英語、イギリス系の英語圏では違うかもです。

 

あと、ヤマアラシは、porcupine(ポーキュパイン)です。かわいい。

 

2018年から2019年にかけて、下北沢の気流舎で「ノンネイティブ英語講座」なるものを友達と協力して開いていました。それはそれはもう、素晴らしい体験でした。

 

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気流舎。愛してる。本、チャイ、ビール、ワイン、アブサン、音楽、イベント、諸々揃ってます。

リンクです。

 

www.kiryuusha.com

 

私自身、今、ニューヨークで暮らしていますが、生まれ育った家族や環境は、全く外国(日本から見た外国)に縁はありませんでした。高校時代に、1年間ニュージーランドに留学し、そこで日常生活に困らないレベルの英語を話せるようになりました。大学院に進学した時、こんなにも帰国子女やバイリンガルっているんだって驚きました。生まれ落ちた所の差は大きい。

語学は、ネイティブとまではいきませんが、感覚で言語を掴んでパパパッと伸びる人もいれば、感覚が掴めずに伸び悩む人もいます。私は後者でした。「留学先では机に向かって勉強するな、ホストファミリーとおしゃべりしてたら良い」というアドバイスも受けましたし、それは本当にそうだなと思います。でも、私は伸び悩んで、ほんで悩んで、結果めっちゃ机に向かって勉強しました。

だから、なんとなく、英語の日本語話者がどこでつまづくか、なんとなく分かる気がする。だから、どうやって一人で勉強すれば英語に対する感覚を掴んで話せるようになるか、分かる。そんな経験を応用させての、英語講座でした。

月1回、合計10回行った講座でしたが、全回参加した人は、英語に対する感覚が育っていて、すごく早く講座内の課題をこなせるようになっていた。もちろん、講座以外に本人が努力したのもある。でも、力になれて嬉しかった。そう、まあこれは東京の思い出話です。

 

今日は、「刺す」の話をしたけれど、面白がって言葉を学べたら、本当に良いなと思う。

 

本当に、英語じゃなくても良くて、日本語でも、スペイン語でも、中国語でも、韓国語でも、エスペラント語でも。言葉は、世界を広げてくれるとっても便利な道具だから。