NYごみ事情 自転車と粗大ごみと近所のパン屋編

2月くらいからNYのごみや、リサイクル、エコ事情を調べていたのだけど、コロナ発生によりプロジェクトを断念していた。が、ZOOM気流舎イベント中締め後、エコロジーやごみの話になって、やっぱりちょっとずつ書いたりしていこうと思った。ので書く。

 

うちに1台のピストバイクがあった。

ピストってかっこいいですよね。シンプルで、上級者って感じ。

でも、スチール製で重たくて、サビも来てて、パートナーももう乗らなくて、私はサイズが最高に違いすぎて乗れない。売ろうとしても売れなかった過去もある。

 

なので路上に放置して、誰かに持っていってもらおうという話になった。

必殺、「ご自由にお持ちください」である。

 

空気をタイヤに満たし、準備完了。

 

1ヶ月ぶりくらいに、ふたりで散歩に行くことにして、ついでに自転車を階下へおろした。

家のある通りと大通りの角、市営図書館の壁に立て掛けた。

「ご自由にお持ちくださいの貼り紙を作ってこればよかったね、これ持っていっていいものだって分かるかな~?」とパートナーに問うと、

「ニューヨークだから大丈夫。すぐ誰かが持っていくよ」とのこと。

散歩から帰って残ってたら貼り紙を作ろうと決めた。

 

ちなみにこの「ニューヨークだから大丈夫」、の行間のニュアンスは、

  • 日本(東京)と比べて、雑でオッケー
  • 路上に鍵なし自転車、イコール、即盗まれる
  • 粗大ごみシールなんてものはないので、路上のほしいものは適当に欲しい人が勝手に持っていく

という感じですね。

 

さて。

散歩は、お気に入りのパン屋「シルバームーン」まで行った。

二人で行くと近すぎて、もっと歩きたいねってなって、ハドソン川沿いの公園を歩いて帰った。歩道も公演も人は少なく、車も少なく、みんな行政命令が出ているマスク着用を守っている。もちろん、ソーシャルディスタンスも。

春のニューヨークの芽吹きと花盛りに感動しつつ、久々の外をエンジョイしたく、写真を撮るのは早々に諦めた。

 

シルバームーンは、ブリオッシュが有名な、街のベーカリー。ケーキや、タルト、クッキー、色んな種類のローフもある。今は、ソーシャルディスタンスを守って、狭い店内に3人ずつ(1組とか)入るように、もともとイートインスペースだった軒先の席を取り外したところに、並ぶようになっている。

店内でアレコレ悩むタイプの、メニュー決めるのに時間がかかる私は、後ろに人が待ってると思うとちょっと焦ってしまうけれど、これも協力協力。この日は、顔ほどもあるあんずのブリオッシュ2つとチョコレートのブリオッシュ1つを買った。後ろに一組並んでいて焦った結果、「やっぱ、ひとつあんずキャンセルで」と言えなかった。

よくある。

 

 

 

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顔ほどあるやつ。推定600~800キロカロリーでは・・・。

 

店内は、カウンターの前に箱などが置かれ、必要以上に店員さんに近づかなくていいように工夫されている。いつもだったら思わずカウンターにもたれているだろう。

キャッシュカードのサイン用のボールペンは、ペン立てではなくて、水をはったグラスに持ち手部分が浸されている。たぶん消毒液なのだろう。店員さんはマスクにビニール手袋。

 

クラフト紙の紙袋に入れられたブリオッシュをそのまま受け取った。

この店って、ビニール袋あるのだろうか。あるんだろう。

だいたいみんな、紙袋をそのままもらっていく。まとめ買いのひとは、自分のバッグやエコバッグやカートなんかに入れる。

コーヒーなどの飲み物も売っているが、自分のマグやボトルにも入れてくれる。

 

シルバームーンのサイト。おいしそうだから。見て。写真だけでも。

www.silvermoonbakery.com

 

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シルバームーン、とパートナー。

3~40分の短い散歩を終え、アパートメントの通りへ戻ってみると、既に自転車が無かった!!

そしてすぐに再発見した。

大通りに面した自転車止めに、ご丁寧に大きなDロック付きで古びたグリーンのピストバイクが止められていた。既に誰かがもらっていってくれている。良かった~~~~!

もう新しい持ち主がいる。

 

「やっぱりニューヨークだったね!」「早い!」

と言ってパートナーと爆笑した。大笑い。

 

ニューヨークは日本でいう粗大ごみも、路上に出しておけば、嘘みたいにバカでかい回収トラックで勝手に持っていってくれる。申請やら回収料金もかからない。

だが、バカでかい回収トラックで、その場で粉砕されてゴミになるのを見るのは本当に切ない。粉砕の仕組みは、いわゆるゴミ収集車がゴミを圧縮するあの仕組みと同じだ。あれの超強力なやつ。

 

私は学生街に住んでいるから、卒業シーズンは、本当にたくさんの家具が出る。学生といってもお金持ちの家族の子らもいるので、家具ゴミも立派だったりする。

きっと例年だったら、在学生や近所の人も拾ったりするのかもしれないけど、今年はコロナの影響で、卒業式もできずに学生たちはバタバタと実家や次の場所に移動していった。在学生も遠隔授業になっていて、大学からの「帰れる場所がある人は帰ってください」という要請でほとんどアパートメントや寮には残っておらず、たくさんの元家具たちが路上に捨てられていた。そしてある日、その家具たちは嘘みたいにバカでかい回収トラックに粉砕されていった。

自分たちも家具に満足しているので、拾う必要もなかったし、寄付先を考える余裕なんてなく、どうにもできなかった。

 

あと、これは書いておきたい。

パートナーから頂戴したありがたいNYごみ拾いティップス。

マットレスは拾わないほうがいい」

基本的には日本より汚い、衛生観念も比較すると低めなことが間々あるので、ミとかダニとかそういうのが出る可能性があるから、だそうです。もちろん、その他布モノも。

たいそうご立派なマットレスが出るんだけど、これは仕方ないか~~。

 

今日はこのへんで。

 

また、ごみ事情、エコ事情、リサイクル事情書くぞ~。

これに関連で、オーガニックのこととか、ローカルビジネスのことも書きたい~。

 

 

 

 

 

イベントのお知らせ ~ZOOM気流舎 ごんちゃんのNY便り~

イベントします。

 タイトルはこちら!!!

 

ZOOM気流舎 ごんちゃんのニューヨーク便り

 

もう、半日後くらいですね~。

友人と話していて、ぽんぽんっと決まり、ぽんぽんっと行います。

 

内容は・・・

NYに住むごんちゃんこと權田菜美さんとzoomでつないでおしゃべりします!NYの近況や、日々感じていることや考えていることなど、共有できればと思います。こんなときなので、気楽におしゃべりしましょう。

入退室はお好きなタイミングでどうぞ。

 

会ったことある人も、無い人も、お友達も、これからお友達になる人も、ぜひ遊びにきてください。

主催・バーチャル会場は、下北沢のすてきなブックカフェ「気流舎」です。

 

 参加方法は、

こちらのフェイスブックのイベントページにアクセスして、

「興味あり」「参加予定」にすると会議IDやパスコードが送られてきます。

ZOOMにアクセス(ログイン)して、ご出席くださ~~~い。

 

www.facebook.com

 

ZOOMやったことない!という方はこちらから。

ZOOMアカウント作成手順↓
https://zoomy.info/manuals/account/?fbclid=IwAR1Z_tqLEa7HcXxT9Gnqm3TAPpuiIJweVu1tQcplDwYWU9EZL7jIS16nCHE

難しくないので、これを機に作ってみてはいかがでしょうか~~?

セキュリティが…などと問題になっているのは、ビジネスユースの場合のようですし(日本もそうですよね?)、LINE通話などに比べて画像も断然きれいで、便利ですよ~。

 

**********

時節柄、コロナ話題も出るかと思います。

一応、これ喋ろうかなというようなことは用意しています。

面白かったら、定期イベント化するかもしれません。

2019年に気流舎さんで主催していた「ノンネイティブ英語講座」も、形を変えてやりたいなあとも目論んでます。どうやったら、オンラインで可能かしら。お知恵も待ってたりします笑。

 

気流舎は、私の東京での大好きスポット。

人生に大きな影響を与えてもらいました。

空間や、店内の本、そこで交流が生まれた人々、コミュニティ、どれをとっても。

 

 

今はコロナでお店が閉まっているので、

バーチャル気流舎の試みができて嬉しいです。

 

それではみなさん、お待ちしています~~~。

遊びましょうっ。

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気流舎。夜の外観。

 






潜伏期間、免疫、コロナのあれこれ翻訳しました

日本のツイッターでもバズった「手を洗え、顔をさわるな」のデイヴィッド医師の動画、翻訳後半をアップします。

後半はたっぷり30分の質疑応答です。

一旦翻訳して、キーワードごとにまとめて並べ替えて、ここに掲載したいと思います。

 

今回は、文意の間違いがないか程度のネイティブチェックをわりと全般に渡り入れましたが、それでもやはりあくまで素人翻訳、プラス、この動画が作成されたのは3月後半、アップデートされている情報もあるでしょう、それでもオッケー、という方のみお読みください~。みなさん、リテラシーを大事にしてください。

翻訳作業をしながら「もう遅いかな」と焦り、それでも私が公開するのは、役立つ部分があると思うし、発見があったからです。

 

今回も結構なボリュームがあるので、キーワード別に質疑応答をまとめてみました。キーワード郡ごとに、2~3個の質疑があります。

 

全半の翻訳はこちらの記事からどうぞ。

gonna-dance.hatenablog.com

 

(注)文中に出てくる「ルール」というのは以下の4つ。上記の記事にもう少し詳しく書きましたので読んでみてください。

  1. 常に自分の手がどこにあるか意識すること。そして、消毒液を持ち歩くこと。
  2. 手で顔を触らないことを学び始めること。この新習慣を始めるために、外出時にマスクを身につけることは良い方法。
  3. N95マスクや医療用マスクは必要なく、どのようなマスクでも良い。マスクは感染を避けるためではなくて、顔を触らないということを訓練するため。
  4. シンプルに他者と距離を取ること。3~6フィートの距離を取りましょう。

 

 

キーワード:マスク

質問者:シンプルな医療用マスクをするべきか。バンダナなどでもいいのか? 

【回答】

医師や看護師のマスクが足りていないという現時点では、バンダナは素晴らしいアイデアだと思います。

 

 

質問者:マスクをする目的は?

【回答】

感染を防ぐためではなく、顔を触らないようにするためです。

 

 

質問:病院では手作りマスクの寄付を受け付けていますか?手作りマスクをお互い(自分のコミュニティ)で分かち合ったほうがいいのでしょうか?

【回答】

この点における手作りマスクの主な役割があなた方自身で使うことです。もしそれによって医療用マスクやN95マスクを手放せるのならば、それらは、病院や友人、医療提供者にあげてください。

 

 

 

キーワード:消毒・手洗い・食品の消毒・衣類の消毒 

質問:もしピューレル(注)が無かったらどうすればいいのか?たくさんの場所で売り切れ状態。

【回答】

コロナウイルスは消毒すればすぐ死んでしまいます。一般的などんな種類の消毒液でもコロナウイルスを殺菌消毒できます。消毒液を持っていなければ、外出する際に肘でエレベーターのボタンを押し、肩でドアを開けてください。理想的にもし消毒液を持っているのであれば、必要なのは僅かな一滴だけです。それでコロナウイルスを殺すことができます。

このウイルスは、ルールを破ることができません。謎に満ちたウイルスではないのです。

 

(注)ピューレル(Purell)とは、米国で一般的な手指用消毒液の商品名。

 

 

質問:消毒液は皮膚のpH値を崩してしまい、効果がないのか?

 【回答】

消毒液は効果があります。我々は手洗いによるドライスキンをたくさんみます。とても一般的なことです。今、みんなが毎日何百回も手を洗っているからです。シンプルな抗感染消毒液も有効です。消毒液がきかないという証拠や研究結果を見たことがありません。

 

 

質問:食料品を拭いて消毒するべきか?消毒しなければ、コロナウイルスを家へ持ち込んでしまうのか?

 【回答】

一般的な答えとしては、「いいえ」だと思います。もしあなたがNY市にお住まいなのでしたら、多くの配達物に触れますね。デリバリースタッフに、配達してもらった食べ物を玄関の外に置いておいてもらうのは、有効なアイデアだと思います。手袋をして取りに行けばいいでしょう。そして、包みを開ければ、中のものは全て問題ありません。

デリバリースタッフとハイタッチしたり、握手するのはいい考えではないと思います(笑)。デリバリースタッフがコロナウイルス感染者、というのはあり得るのですから。受け取ったビニール袋にベタベタ触らないほうがいいでしょう。ルールを守って、何を触ったとしても、その後に手を消毒してください。食料品を拭き消毒する必要はないと思います。

 

 

質問:洋服について。外出後帰宅して、すぐに洋服を洗う必要があるか?

【回答】

全く必要ありません。私のような医療提供者、毎日12時間通しでコロナウイルス患者と同じ部屋で過ごしているような人たち、こういった人にはおすすめします。私は、帰宅したら服を脱いで洗います。私は決まった手順で洗います。ルールを守って買い出しに行く人は問題ありません。

 

 

 

キーワード:ソーシャルディスタンス・自動車外出・スタバのドライブスルー

質問:街に出て、ソーシャルディスタンスの基準を守ってランニングをしたり散歩することは、本当に安全か?

 【回答】

安全です。もしあなたがNY市にいるのならば、外出できます。ただ、ルールを守ってください。外出したら、手を消毒することです。エレベーターのボタンを押したら手を消毒する、ドアを開けたら手を消毒する、そして顔を触らないことです。街中を散歩するときは、他者と3~6フィート離れましょう。けれど、挨拶して、笑いかけてください。散歩によってコロナを互いに撒き散らすことは誰にもできないのですから。もし、自転車レーンがあれば、そこを歩くのもいいでしょう。

唯一の警告は、ルールを怠ってはいけない、なまけないでください。

マスクをつけるのを奨励します。街ゆく他者から感染するからではありません。これから数ヶ月に渡って社会は、私達は、顔を触らないということを自ら学ばなければならないからです。そして、私達は、人々に「私達は新型コロナウイルスを真剣に対応しなければいけない」と伝える必要があります。これは街中でマスクをつけなければならないからではありません。顔を触ることによってコロナに感染する可能性があるからです。

全て基本のルールに立ち返りましょう。そうすれば、私達は短い散歩に出かけられます。そこで、呼吸をして、世界はここにあり続けるんだと確認できます。そして、家へ帰り、全てのルールを守りましょう。古い習慣に戻ってはいけません。

 

 

質問:長時間、車に乗っていることは安全ですか?例えば10時間など。

 【回答】

もし、誰も一緒に乗っていないのでしたら、200日でもドライブできます。ひとりきりで車に乗っている限りにおいては、全く問題ないです。もしあなたがミッシェルとドライブしていたとして、ミッシェルが元気な限りは、問題ありません。永遠にドライブできます。

 

 

質問:スターバックスのドライブスルーに行っても大丈夫か?

【回答】

これは複雑な質問だと思います。

もし、スターバックスと店員とあなたが安全に受け取りや支払いなどを行うなら、シンプルな質問であり、答えは「イエス」です。スターバックスとその従業員に仕事があり続けるのは重要です。

私の感覚で言えば、みんなが自宅避難をしている前提であれば、おうちでコーヒーを淹れましょう。スターバックスのドライブスルーへ行くのであれば、ルールを守りましょう。手を洗い、コーヒーを受け取り、手を洗い、それからコーヒーを飲む。この場合、手洗いというのは少しの消毒液か、それと同様のもののことです。

 

 

 

キーワード:子ども・妊婦

質問:幼児や児童、未成年者、新生児にどのように感染するか。

 【回答】

幼児や児童、未成年者や新生児が新型コロナウイルスに罹患したという報告はいくつもあります。ただ、母親から胎児には感染しないと考えていて、生まれてきた後の接触による感染はあるかもしれません。

今、多くの親や子どもを持つ医師をとても喜ばせているのは、0歳から14歳までのコロナウイルスの症例がほとんど見られないことです。ここで、もう一度言いましょう。子どもの重症例はあまりありません。ただし、例外もあります。イングランド・ジャーナルの中国の武漢の小児科病院を訪問した報告によると、病院全体の300人の子どものうち2~4%がコロナウイルスに感染しており、咳や喘息など、が見られたということです。子どもは新型コロナウイルスに感染するのかという議論はたくさんありますし、実際に感染するでしょうが、あまりひどくはならないです。

(注)

この動画の後、4/1、コネチカット州で、生後6週間の新生児の死亡例が確認された。日本語のニュースのリンクを貼ります。

www.jiji.com

 

 

質問:産婦人科や造瘻ケアが専門の看護師から。

現在、予約の自分の専門の患者さんの前にコロナウイルスの検査を行っているが、予約の患者さんに移る前の手の消毒だけで十分か?

  【回答】

大丈夫です。検査後に、手を消毒するというシステムが大切だと思います。もしあなたがこの震源地・NY市でたくさんのコロナケースが見られる地域の病院で造瘻ケアをしているのであれば、シンプルな医療用マスクは役に立つ主張です。しかし、もしコロナ患者があまりいない地域であれば、検査後に手を消毒すること十分です。マスクを付けるルーチンは必要ありません。

 

 

質問:妊婦さんから。

妊婦のコロナ患者を治療しましたか?妊婦だと病状はより過酷になるか?

  【回答】

私は、ICUでひとりの妊婦も見ていません。データでは、他の一般的な同年代と同じ反応が示されています。他の言い方をすれば、妊婦がより過酷な状態であるというのを見たことがありません。妊婦でもコロナウイルスにかかるのは100%事実ですが、他の人々とおなじように、体調が非常に悪化し、そして回復するのです。

手厚くケアしないといけない95歳の患者や、95歳の患者家族のように、妊婦さんを治療することはありません。妊婦を高齢者にするように隔離しませんし、妊婦さんもコミュニティに関わる必要があるでしょうし、散歩に行く必要もあるでしょう。ただし、ルールを守ってください。

我々の病院の経験では、男性患者のほうが多い。コロナウイルスは男女ともに罹患するが、女性より男性のケースのほうがより多く見られます。

 

 

 

キーワード:若年層への感染

質問:30代から50代の特定の若い患者たちがなぜ、同じように若い人と比べた時に、深刻な呼吸症状にかかるのか。これについて、明らかになりつつある理解や仮設はありますか?彼らは真に健康な人たちだったのか、それとも併存疾患(comorbidities、基礎疾患とも理解可能かと思う)がある人達なのか?

  【回答】

新型コロナウイルスは、0歳から14歳の年齢層以外の全員に影響します。医療的問題の全く無い23歳、35歳、45歳の人たちがこの病気にかかっているのです。コロナウイルス発生初期、このウイルスにかかって来院する人や、呼吸器をつけることになる人達に関する悪意あるナラティブが起こりました。それは、新型コロナウイルスにかかるのは、高齢者や、高血圧の人、糖尿病の人たちだけ、というものです。これは真実ではありません。私は、毎日、この病気の患者だけを処置していますから、これが間違っていると言えます。新型コロナウイルスは、悪化しやすい高齢者も含み、どの年齢層にも襲いかかります。わずかに高齢者のほうが多いですが、我々はたくさんの35歳の患者も治療しています。

今現在においては、解明するに至っていませんが、いつかはできます。よって、現状あなたがたを安心させられませんが、ルールを守ってください。もしあなたが16歳から105歳の年齢で、コロナウイルスにかかったとして、最終的に人工呼吸器をつけることになるとしましょう。もしあなたが若ければ、こういった状況にはなりにくい、年齢が高ければ、このようになりやすいということです。しかし、若い人でも重症になる人もいますし、高齢者でも悪化しない人もいます。 

 

 

 

キーワード:空気感染と飛沫感染 

質問:コロナウイルスの空気感染と飛沫感染についての錯綜した記事がたくさんあるが、書いている人たちは本当に分かっているのか?

 【回答】

私の病院での対応と経験を共有します。

我々の病院でどのように対応しているか、どのような経験をしてきたかをお伝えしたいと思います。私が知りうる非常に非常に非常に多くを占める大多数の感染は、飛沫感染です。

飛沫感染の意味が分からない人のために説明すると、手から顔への感染です。飛沫に触れることによって感染します。飛沫が口から出て、手に移るか、何かの表面に付着する。そしてすぐさまそれを手で触り、手にウイルスが移る、そしてその手で顔を触ってしまいます。

これが我々の病院で何を意味するかと言うと、マスクの使用判断に現れます。我々が院内でN95マスクをするのは空気感染しないためです。空気からコロナウイルスの粒子が感染する可能性があるのは、コロナ感染者につばをたくさん吐き出させるような処置をする時で、例えば喀痰吸引や、彼らの体を動かすような時です。看護師たちがコロナ患者の処置をするタイミングのそう80%は普通の医療用マスクをつけています。

質問に対する直接的な答えとしては、空気感染は少ない割合ですが存在する可能性がある、ということです。

香港やシンガポールでの用心深い実践を挙げましょう。コロナ患者の診察をするときには医療用マスクをつけ、喀痰吸引のような処置をする時にN95マスクをつけていました。そこでの医療供給者への感染は1件もありませんでした。

もちろん、コロナに感染したり、それが重症化したりした医療提供者はいます。彼らは最前線で働いていた人たちのうち、自身の防護をしなかった人たちです。NY市内に診療所を構えるほとんどの一般開業医にとって、3週間前は誰がコロナ感染者か分かりませんでした。例えば当時、診察室で鼻腔、つまり鼻の検査を25分間した医者などは感染しました。3週間前、NY市内の救急処置室の医師たちは、コロナウイルス感染者の処置をする際に、どんなレベルの防護が必要なの分かっていませんでした。

我々の病院でのこの3週間に渡る経験から言えば、正しい防護をすれば、終わり無くコロナ患者の処置に当たることができます。そして、絶対に感染しません。0%です。

 

 

 

キーワード:潜伏期間と感染

質問:何も症状がないとしても、潜伏期間だと明確に分かるか?

 【回答】

潜伏期間は、接触によると考えられます。コロナウイルスにたくさん晒された人、例えば全く防護せず長時間コロナ感染者と関わっている救急処置室の医者などは、数日の間に発症するでしょう。割と軽い症状の人と一度接触したような人は、発症まで14日以上かかることもあります。14日とは、CDC(疾病管理予防センター)が推奨している自宅待機期間と同じ長さで、それ以上の期間をおいて罹患したという報告は非常に数が少ないです。

したがって、過去14日間体調が悪くなかった人との軽い接触であれば、コロナウイルスにかかることはないと言えると思います。

 

 

質問:知らないうちにウイルスを保菌していたら、潜伏期間の間に他の人に病気を感染させるか?

 【回答】

答えはイエスだと思います。無症状で無自覚な状態での感染拡大を、大いに懸念しています。無症状で自覚症状のない拡散とは、コロナウイルスの症状が全く無い人が他の人達に撒き散らし、その人達にコロナウイルスの症状が出ることです。誰かからウイルスをもらった大半の人の、その元になった人が1~2日後に発症している。だから、ウイルスにかかった人がこのウイルスを拡散するのは、発熱する1~2日前のようです。

コロナを発症して熱が出たとしたら、あなたの生活に関わる人に伝えてください。2~3日さかのぼって接触した人に知らせるのです。彼らはルールを知り、守ることができるからです。自宅で隔離できるし、トイレや風呂を分けることができます。その後2~4日発症しなければ、コロナにかからないであろうことがほぼ確定します。

この病気は自覚症状の無い人も感染源になりますが、そういう人のなかでも一切発症しない人はいないと思います。

 

 

 

キーワード:病院へ行く基準

質問:もし病気になった時、医者や病院に行く前にどのくらい待つべきか?

 【回答】

もし息切れの症状があるならば、それが唯一病院へ行くべき基準です。遠隔医療を使うことを推奨します。もし体調が悪く、少し不安であれば、どの医療提供者でも構いません、遠隔医療に問い合わせましょう。かれらの仕事は、あなたはコロナにかかっていないか、かかっているので自宅隔離しなければならないか、伝えることです。

 

(注3)

遠隔医療。日本で言う#7119(救急相談センター)のような、病院が医者を自宅待機等をさせて、電話で遠隔対応するオンラインシステム。

 

 

質問:息切れだけでも病院に行っていいのか?息切れ、歩けない、発熱、これら全てが揃わないと病院に行ってはいけないのか?

 【回答】

私には全て同じことを言っているように聞こえます。もし、あなたが息切れしながら歩いていたら、病院へ行くべきです。座っていて息切れがするならば、病院へ行くべきです。熱がある場合は、自宅にいましょう。

 

 

 

キーワード:症状・薬の使用(イブなど)

質問:どんな症状が出るか?もしかかったらどうすればよいか?熱があるとき、イブプロフェンを使っても大丈夫か?

 【回答】

症状に関しては、すでに触れたと思いますが、患者のほとんどは、体の痛み、喉の痛みがあり、90%の人が熱が出ます。

院内では、イブプロフェンを今、一切使っていません。ドイツからの良いデータがあるのですが、イブプロフェンを使った患者がより症状が悪化し、炎症を起こした、というものです。したがって、質問への答えはとてもシンプルです。もし、熱が出たら、アセトアミノフェンを使ってください。イブプロフェンではなく、アセトアミノフェンです。とてもシンプルなことです。

 

(注)イブプロフェンアセトアミノフェンは頭痛薬や痛み止めの主成分です。以下は、成分表や薬剤師さんに聞いて使用、購入してください。同じ商品名系統の薬でも例えば、ナロン錠とナロンエースのように主成分が異なるものがあります。

アセトアミノフェン主成分の日本の市販薬・・・新セデス錠、ノーシン、ノーシンホワイト、ナロン錠、ハイタミン錠など

イブプロフェン主成分の日本の市販薬・・・バファリン、イブクイック、イブA、ノーシンピュア、ナロンエース、エルペイン、ディパシオなど

 

 

 

キーワード:病院での治療 

質問:最前線での治療はどのようになっているのか。

  【回答】

患者全員が咳の症状と、発熱があります。病院に来るほとんどの人が、発熱していて、不安に駆られる。不安になるのはまったくもって理解できることです。罹患者たちは、互いに似通っています。息切れを起こす人々に見られるのは、1~3日もすると息切れがひどくなってきます。そして、トイレに行けなくなるほど息切れがひどくなると、我々は患者に人工呼吸器をつけます。

我々の治療経験によると、その翌日ほどに落ち着いてきます。その後、合併症が無ければ、7~10日で人工呼吸器の処置を終えることができる。コーネルでの最初の患者は39歳で、このような14日間の後、今は自宅に戻っている。彼は39歳で、人工呼吸器が必要だったが、今は安全に自宅にいる。我々はこのように患者に対応しています。

医師による処置は非常にシンプルです。全員に同じ対応をします。全員に同じ治療をしているのです。

感染は怖いことですから、心配を少なくすることも医師の仕事です。人工呼吸器をつける場合、若い人にも高齢の人にも伝えるのは、「今は呼吸器をつけますが、これは取れる日が来るからつけるのです」ということです。もしあなた方が感染し息切れの症状が出たら、怖がる必要はありませんから、我々が治療するので、病院に来てくださいということです。

 

 

 

キーワード:ワクチン・第二波と第三波

質問:いつワクチンができるか、いつピークがきて人々は生活を取り戻せるのか。第二波や第三波に対して先読みして手を打っているか?

  【回答】

これは確実に予想可能なことだと思います。ソーシャルディスタンスは、私の聞くところによると4ヶ月から、もしかすると1年は続くでしょう。

武漢シンガポール、韓国の経験を鑑みるに、まず罹患者数などのグラフ曲線を平にすること(極端なピークを避けること)、そのためにはケース数を減少させること、そうすれば病院があふれなくなります。そうすると、人間の性質として、ソーシャルディスタンスに対して気が抜けてきて、小さな第二ピークがくる。その小さな第二ピークの後、一般には、全般的に見ると沈静化してきます。

ソーシャルディスタンスは頭に叩き込んでおくことだと思います。これは不確定な未来における生き方だと思いますが、今、ルールを知っているのですから、怖がることではありません。単に今までとは違う、新しい関わり方なのです。これから3~9ヶ月の間にこの国の中でこれが自分でコントロールできるようになれば、誰とハグできるか、誰に触れてもいいかなどがはっきりと分かり、安心できると思います。

今、全員が優先して集中することは、ルールを学ぶことだけです。これからの3~9ヶ月生活、ニューノーマルの中で暮らしていけるからです。3から9ヶ月続くであろうニューノーマルがスタートさせられるからです。

 

 

 

キーワード:免疫・集団免疫・抗体

質問:コロナ患者は回復したら免疫ができるか?

 【回答】

免疫はできますが、あなた方が耳にするコロナの症状から回復した人の話は、実は、一般的にはこの病気から全快していません。よってもう少し明確に話させてください。

この病気にかかった人は発症の1~2日前から14日間この病気を周りに拡散するということを私達は知っています。専門家が鼻のテストを毎日し続け、どの人が感染源になったか、またどの人は感染源にならなかったかの経験と知識を積んだからです。彼らが観察してきたのは、病気になって14日目の人がコロナウイルスを彼らの鼻から拡散しなくても、その後の16日目にはまた感染源になることがある、ということです。これは彼らが病気をぶり返したためや、免疫ができなかったからだとは我々は考えていません。コロナウイルスはゆっくりと落ち着いていくもので、検査ではほんの僅かな反応のみが見られると考えられます。例えば、81,000人の中国の人々はこの病気に罹患し、76,000人はコロナウイルスに感染しない抗体を持って回復しました。

今、世界が見ている新型コロナウイルスの自然経過は、今はパンデミック状態だが、普通の風邪やRSウイルスと同じような循環に入っていき、段々今から5年のうちに軽症化していく。新型コロナウイルスは将来、風邪と全く同じになっていくでしょう。全人類が初めて経験しているものとは全く異なってくるのです。

 

 

質問:イギリスで見られるような集団免疫についての考えを聞かせてほしい。

 【回答】

イギリスがやっていることは、完全に間違っていると思います。いつかは集団免疫ができるでしょうが、現段階では一気にウイルスが拡散することを許してしまいます。そうすると人口の60%が罹患し、医療システムが溢れかえってしまうだろう。今全世界の人々は、感染数値等のグラフ曲線をなだらかにしています。人々は感染してしまうけれど、感染者数を減らしていきましょう。時間を経て、18ヶ月後には人類はいくらかの集団免疫を獲得しており、新型コロナウイルスはより軽いものになっているでしょう。したがって、イギリスの集団免疫は現段階でふさわしい戦略ではありません。

 

 

以上です~~~。はあ~、読んだみなさまもお疲れ様でございました!

次は何を翻訳しようかな~~~。 

 

バズったツイート。

 

原本の動画。

www.youtube.com

コロナ stay home日記

昨日、この記事を書き終えて、ブログにアップしました。

gonna-dance.hatenablog.com

 

この記事の中では、NYでコロナ患者治療の最前線にいるICU専門医師による動画の翻訳を載せているんだけれど、(あ、気になった方はリンクから読んでみてください。予防や感染経路の話なので役に立つと思います)2020年3月30日に、友人からこの動画を教えてもらってから、結構集中して翻訳をしてました。

で、一旦前半部分の要約だけアップして、一息、というのが今日です。

 

昨晩は強迫観念がうわっときて眠れなくて(誰か強迫症に関しての良書があったら教えて下さい)、今朝起きたらちょっとだるかった。

 

お腹はとっても減っていたので、新しいチョコレート味のグラノーラを味わいたくて、いつもはシナモン、プレーン、チョコレートといろんなシリアルを混ぜて食べるんだけど、混ぜちゃうとチョコ味の存在感が薄まっちゃうから、単品で食べようと思って、せっかくだから、カカオニブも入れて、クランベリーはいつも通りに入れて、アーモンドミルクを書けて食べたら、チョコ味が濃すぎて、急にお腹が膨れて、いつもの半量も食べれなかった。

 

ちょっと失敗した。

 

あれはデザートだ。おいしくって、重たい。

おやつにしようと思った。

 

髪をハーフアップにまとめて、友人の形見のピアスをした。

去年のまだ暑い頃、突然亡くなった友達で、アパートの片付けも手伝ったりした。形見分けでもらった時、「ちょっと気が重たいな」と思って、今まで一度もつけなかった。今日はじめてつけた。つけたらなんだか嬉しくて、懐かしくて、彼女の顔が思い浮かぶ。彼女は呼吸器を鼻につけていたときも、声を失くした後も、いろんな表情をしてたな。一緒に花見も行ったな。

ウケる。だんだん思い出してきた。

思い出や過去は重たく感じるときもあるけれど、やっぱり良い思い出は良い。

 

今日はパートナーがコーヒーを淹れてくれたので、お気に入りのダックスフンドの絵のマグカップで用意してもらって、水もグラスについで、友達とLINE電話をした。午前10じきっかり。5人。昨日から、待ち合わせをしていた。そのうちふたりは東京、ひとりはテキサス、あとふたりは私とパートナー(NY)。

集合時間は、東京は午後11時。テキサスは朝9時。NYは朝10時。

懐かしくて、嬉しかった。お互いの状況を話しつつ、話題は絶対にコロナの状況に戻る。行きつ戻りつしながら、話した。

パンを焼いてる話とか、ユダヤ教の過ぎ越し祭の時期で酵母が使えないとか(過ぎ越し祭は、種無しパンと苦菜で過ごすのです)、米粉のパンづくりは難しいとか、軽いファスティングしてるとか、今年の東京の桜はすごかったとか、それをみんなで見たかったねとか、将来開きたいカフェのメニューを考えてるよとか、新曲を作ってるよとか、彼女ができたよとか、ホタルイカ食べたよとか(今年は大量だったんですってね。私も食べたい)、甥っ子が上の階ではしゃいでるよとか、、、

こういうなんでもないことを記録しておきたい。

 

それぞれのパンデミック・リアリティは似ている部分もあるし、違う部分もあるし、互いのエリアの情報は入っても、やっぱりマスの情報が多いから、こうやって自分の小さな社会のリアリティを知るのは本当にいいなと思う。

イベント業界の話、アート業界の話、米国銃社会の話、フィールドリサーチの話、空っぽの渋谷、などなど。

 

研究者の友人が、コロナの影響による大学命令で研究地から強制送還され、米国に戻った頃には逆に米国の数値のほうが上がってきていて、おいおい!ってなって、、、そして戻りたいけど戻れるかどうか、という話は印象的だった。

 

大学院時代に、ビルマ研究をしている先生と後輩が、民主化運動を支持する意見の持ち主だったので、軍事政権だった当時のビルマから入国拒否されてフィールドリサーチができない、という栄えある笑い話を思い出した。先生と後輩、元気かな。ふふふ。

 

時々、LINEが切れたので、次は他のアプリを使おうと思う。

 

東京の日付が超えた頃、またやろうねと約束して電話を切った。流れで、LINEのチャット画面に戻り、スタンプやメッセージをやり取りした。将来の約束をするっていいもんですね。

 

これが、2020年のニュー・スタンダードなんだなと思った。

 

久々に社会性を取り戻した。

髪を綺麗にまとめようとか思ったし。

いつもは家の中で、遠吠えしたり(気持ちいいよ)、動き回ったり、踊ったり、本能と直感でウロウロしてるので、モードを切り替えるというか、久しぶりに自分の違う側面を引っ張り出してきた気がした。

 

久々の交流に、心が心地よく疲れていた。

午前の残りの時間は家事をしようと思った。

家事をするときは、ポッドキャストから番組を選び、よくラジオを聞いている。

スピーチ番組のTEDのラジオが最近のお気に入り。

How to be your best self in times of crisis / Susan David

というエピソードを聞くことにする。

自分の心を遠くから眺められる。いい番組だ。

アプリで英語の速さも変えられるし、理路整然と語ってくれるのでTEDは聞きやすい。速さを変えないでも聞けるようになったので嬉しい。

 

部屋干しなのに驚異のスピードで乾く洗濯物を取り入れて、丁寧に畳んで箪笥にしまった。

 

ラジオ番組が続いていたので、聞きながらネイルを落とした。

今日は爪を休ませて、また明るい色に塗ろうと思う。

 

みなさんの日常はどうですか。

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お気に入りのマグと手作りクッキー。

 

コロナ治療最前線(NYからの予防や治療のリアリティ)

日本のお友達のみんな、お待たせしました!!!

「手を洗え。顔をさわるな」という内容のニュース動画が、ツイッターでバズったデイヴィッド医師の動画(1時間)を翻訳しました。

 

バズったのはFOX NEWSの動画が載っているこの下のツイートですね。 

 

私もニュースになる前に友人から教えてもらってこの動画を見て、「訳そう」と思いました。動画のリスニングからの作業なので時間がかかり、文章としてきちんと成立しているテキストを訳すよりも断然難しかったです。

言っても、私は翻訳の素人、英語技術もまだまだ、医療英語もこれを気に学んでいる、、、という現状です。

素人による粗い翻訳なのだということを分かった上で、それでもいいよ、という人だけ読んでください。(英語ネイティブ・日本語ネイティブレベル、元翻訳業、日本文学研究者のパートナーに見てもらった所、大筋ちゃんと訳せてはいるようです)

あと、コロナ医療最前線はどんどん変わっていて、2020/3/27に発表されたこの動画の情報ですら古くなってきている可能性もあることを忘れないでください。

それでも、役に立つと思ったから、発表しようと思い至りました。

 

この動画は、全半30分がデイヴィッド医師による予防方法や現状解説、後半30分は質疑応答になっています。まずは動画前半部分を要約したものを掲載しました。それでも結構なボリュームがあります。めずらしく、目次を作ったので、気になる項目から読んでいただいても大丈夫なようにしてみました。

 

このツイートで、「手を洗え。顔をさわるな」「マスクは顔を触らないため」という認識が日本でも広がった部分もあると思います。

基本的には、動画のままですので、彼が喋っていると思って読んでみてください。

 

出典動画のリンクはこちらです。

 

www.youtube.com

 

 

デイヴィッド医師について

NY市内の20%のコロナ患者を受け入れている病院のICU専門医師

私の仕事は、どの患者に呼吸器が必要なのか、そして一度呼吸器をつけた患者は、どのくらいの期間呼吸器が必要なのかと判断すること、そしてこのような患者の治療です。今、私が一日中している医療行為は、そのほとんどがコロナウイルス患者の治療です。

 

新型コロナウイルスにはどのような症状がありますか?

一般的な症状としては、発熱、咳、そして喉の痛みがあります。そしてウイルスが全身にいきわたると、一番影響を受けるのは肺です。よって、感染者に一般的に見られるのは咳ですが、80%の人々は、ただ単に体調が悪いと感じ、彼らにおいて最も一般的な症状ですが、軽い咳や、軽い頭痛となって現れます。

私達の診察している範囲で、病気は5から7日、もしくは14日ほど続きます。おそらくこれが、一番、正確な説明かと思います。

軽い症状の人々は、5日ほどで体調が良くなってきます。そこで体調が良くならない人は、3から5日で息切れがし始め、そして約7日で体調が良くなりだします。

 

どのようにコロナウイルスに感染するか

全体に一貫しているポイントとしては、新型コロナ感染者との継続的な接触です。

ほとんどの場合、コロナウイルスに感染する経路はあなたの手から、顔に伝染すします。あなたの手から、あなたの顔です。そしてそこから、目の中へ、鼻の中へ、もしくは口の中へ入っていきます。感染に関する議論の多くは、接触感染です。わずかだが、空気感染という議論もある。空気感染というのは、空気中に少しウイルスが存在していて、そこから感染することを指す。現時点においての見解では、人々は実際に大変長い継続的な接触をすることによって感染すると思われます。

継続的な接触接触をすること。すなわち、15分から30分に渡って、閉め切った部屋でどのようなマスクもつけずにいるような無防備な環境で誰かといることを指します。

 

コロナウイルスはあなたのコミュニティ(communit:地域社会、共同体、一般社会、界隈)に存在します。もう一度言います。どこに住んでいても、今、コロナウイルスは、あなたのコミュニティに存在します。これはあなた方を怖がらせるためではありません。この後話す、みなさんが踏襲するべきステップのために、単に伝えたかったのです。

 

自己防衛のための4つのポイント

ひとつめ。常に自分の手がどこにあるか意識すること。そして、消毒液を持ち歩くこと。エレベーターのボタン、建物の扉など家の外のものを触った後に必ず、消毒、もしくは手洗いによって必ず手を清潔にすること。

ふたつめ。手で顔を触らないことを学び始めましょう。この新習慣を始めるために、外出時にマスクを身につけることはいい方法です。練習と実践のために家の中でもマスクをつけてもいいでしょう。

みっつめ。N95マスクや医療用マスクは必要ありません。マスクであればどんなマスクでも結構です。マスクは感染を避けるためではなくて、顔を触らないということを訓練するためです。

よっつめ。シンプルに他者と距離を取ることです。残念ながらこれは基本的な事実です。完全に人と会わないようにするのではなく、3~6フィートの距離を取りましょう。これらが、自分自身がコミュニティからウイルスをもらわない方法です。

もし、あなたがこの4つのルールを理解したならば、次の非常に重要なことは、実践することです。

 

(付記)動画の後半で、マスクはバンダナや手作り布製などで良いという言及があります。

隣人や店員は敵ではない

あなたは外の世界を怖がる必要はありません。隣人を怖がる必要もありません。

現在、NY市内では、食べ物をデリバリースタッフから受け取ったり、外出してスーパーマーケットなどに行ったり、このような時に本当に恐怖を感じるでしょう。そして、この恐怖を悪化させるのは、外出し、隣りにいる人を見て、ともかくどうにかしてこの人が私や自分の家族に危害を与えるかもしれないと思うことです。

しかし、コロナに感染する唯一の方法は、あなたの手が不潔で、その手で顔を触って、他者との距離が非常に近い場合のみです。これを知っていれば、かなり気が楽になるでしょう。スーパーマーケットにいる人はあなたの敵じゃないと分かります。そこにはこの状況を共に切り抜けようとする他者がいるだけです。デリバリースタッフもあなたの敵ではありません。彼らはヒーローです。伝染性で未知の病気がコミュニティにある今、彼らは外出し、食べ物を配達しているのです。郵便配達員もヒーローです。医療ケア従事者にするように、私達はこのような人々に対して感謝し、褒め称えなければなりません。

 

(付記)動画の後半で、配達荷物は配達員から直接受け取らず、玄関先に置いていってもらうのがよいと言及があります。

 

感染をより防ぐために:社会的サークルを小さくすること

だれもがみんなが2~3人の他者と接触する可能性があります。そしてまたその2~3人は個別に他者との接触を持つでしょう。ここで私が強く促進したいのは、既に国家が行っているように閉鎖することです。要するに、あなたの孤立・隔離したグループを見つけることです。3~4人のグループや家族など、そして境界線を設定することです。このように社会的サークルを設定する。大きな社会的サークルを維持し続けた人たちが、コロナウイルスに感染しているのです。

 

感染ルートについて

新型コロナウイルスにおけるほとんど大多数の感染経路は、家の中と家族を経由するものです。もう一度言います。世界中を鑑みても、コロナウイルスの感染経路は、夫から妻、父親から息子、娘から兄弟へ、、、何でも誰でもいいんですが、家族間感染なのです。

 

家での治療について

可能であれば、感染者は専有の個室に住みます。可能であれば、バスルーム(トイレと風呂と洗面台)を感染者専用として分けます。その人が、部屋や専用バスルームから出てきて家族と関わらないといけないのであれば、それは医療用マスクをつける明確な指標です。感染者がここでマスクをするべき明確な理由を述べます。もし私が罹患していて自分のアパートメントにいたとします。そこで、部屋を出てきて家族となにがしか関わらないといけないとしますね。自分の個室を出る前に、手を洗い、マスクをつけます。それから自室から出ます。そこで、例えばテーブルで食事をとります。食事が終わったら、シンクに食器を置き、テーブルの上だけなど、他に何にも触らないようにします。そして、テーブルを消毒し、部屋へ戻ります。

ここでのポイントは、家にいる感染者との継続的な接触を避けることです。みなさんは彼らの看病をしたいでしょう、熱を測ったり、部屋へ行って大丈夫かと確認したりしたいと思います。しかし、それらをしないことです。もし、あなたがいつも体温計を彼らの口に入れるのなら、その口周辺こそ、コロナウイルスが存在している場所で、そこからあなたの手に移り、その手で自分の顔を触ってしまいます。

このようにして、コロナウイルスに罹患し熱がある家族と家にいることを恐れないでください。ほとんど大多数の感染者が発熱し、体の痛みがあり、3~5日最低な気分が続きます。7日目くらいには症状が少し和らいできます。症状が良くなり、熱が引いたら、家族はもっと関わり出せます。しかし、油断せず、用心深く手を洗ってください。病状が良くなり20日すぎれば、10日目よりももっとはっきりと確信できます。

 

脆弱性が高い人たち

いくつかの例外があります。もし脆弱性の高い人が家族にいる場合です。例えば、大好きな95歳のおばあちゃんと住んでいるような場合や最近化学療法(chemotherapy)を受けた人がいる場合で、コロナウイルスの症状が出ている人がいれば、その患者たちのために他の生活方法を手配するか、もしくは、その家族のために非常に非常に非常に厳密な隔離状態を用意するかです。

私達は、高齢者が一番コロナウイルスに罹患しやすいと知っています。ひとつ、警告をしておきます。あなたが家族と家で過ごすのは安全ですが、もし家族の中に非常に脆弱性の高い人がいるならば、コロナウイルスに罹患した人から、脆弱性の高い人を完璧に隔離した状況を作る必要があります。高齢者はコロナ患者を看病しないほうがよいでしょう。これは警告です。

 

いつ病院へ行けばいいのか

最初に、症状として息切れがあるのならば、病院に行かなければなりません。これはルールです。一番はっきりとしたルールです。発熱でもなく、「私コロナにかかってるかも・・・」という思いでもなく、体の痛みが我慢できないからでもありません。トイレに行くために立ち上がる時に、息が切れる、これが病院へ行く時の指標です。こういった人々は病院に行き診察を受けるべき人々です。

 

症状が悪化する人の割合

コロナウイルスに感染した全人口のうち、10%の人は、息切れの症状が出るため病院に行かなければなりません。その10%のうちの1~3%の人はさらにICUに入り、人工呼吸器をつける必要が出てきます。では、人工呼吸器をつけた人々に何が起きるかと言うと、ほとんどの人々は、7~10日後に呼吸器を取り外せます。人工呼吸器をつけている必要がなくなるほどに回復するのです。

 

私はコロナの検査を受けるべきですか?

もし、あなたに症状があって35歳の平均的な人の場合、検査を受けるべきかどうかは、あなたのコミュニティ(地域)の検査が簡単にできるかどうかによって変わってきます。

NYやテネシーのように大量で開かれた検査へのアクセスがある場合、検査を受けるのはいいことでしょう。なぜなら、もし検査結果が陰性だった場合、後日症状が回復すれば、家族といつも通り接触、関わり合って問題ないからです。

もしあなたが非常に少ない検査数しか実施していないコミュニティに住んでいたら、息切れのような症状を持つ人々や本当に調子が悪そうな人々が並んでいる検査を待つ列に並ぶんだり、彼らの前へ割り込むようなことをしてはいけません。安心したいがためにこのようなことをしてはいけません。私が伝えたような用心をして家にいて、そして検査が強化されれば、より多くの人が検査を受けられるようになります。

 

(以上)

この前半部分の全文は、別の投稿に掲載します。もっといろんなメッセージが載っています。興味がある人は読んでみてほしいのでしばらくお待ちください。

後半はまた追って、ブログにします。

 

ふう。ほぼ、ひとりでやりました。

山下陽光さんに「全文掲載より短いほうがいい」とアドバイスもらいました。ありがとう。それでも長くなってしまいました。ひとえにわたしの力不足です。

陽光さんツイッター*山下陽光 (@ccttaa)

 

パートナーにどうしても聞き取れない所や、翻訳に困ったところを手伝ってもらいました。ありがとう。

 

このプロジェクト、どうしようかなあと考えています。私には、いろんなことの技術がありません。雑で遅い翻訳ができるだけです。翻訳校正(ネイティブチェック)は多少やってもらいましたが、一部です。動画自体に字幕をつけたらもっと広がるかもしれません。可能性はいろいろあるなあと思います。何か一緒にできるかもしれません。

あと、「これ翻訳してほしい」というのがあれば教えてください。

 

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投稿のタイトル、もうちょっとなんとかできないもんか。写真は、冬に行った江ノ島海岸です。奥は富士山。きれい。。



 

 

 

 

コロナによる日常生活の変化(認識という頓服薬の話)

みなさん、こんにちは。NYからです。

今日はちょっと、メンタル落ち着かない人がいたら、読んでほしいなと思うような内容です。落ち着かない内容はなんでもいいです。怒り、悲しみ、不安。

 

現在、引き続き、ここNYは世界で一番コロナの罹患者数が多い地域のようです。

 

感染者数130,689名 死者数 4,758名
出典:在ニューヨーク日本国総領事館メールニュースレター2020年4月6日

 

 

日常というのは、暴力にさらされていなければ本当に尊いもので、「この状況が続く」という安心が無意識下にあるからこそ、落ち着いて過ごせるものだと思う。

「明日死ぬ」と思っていたら、それはもはや日常ではない。妙にハイテンションで、ガンガン頭が動き、バリバリ行動できるような日々が続くかもしれないが、それも脳内エナジードリンクみたいなもので、長くは続かないし、効果が切れれば、待っているのは落ち込んだ時間だろう。

 

私は、3月13日(金)に明確に日常を失ったと思う。3月1日(日)にNY州内で初めてのコロナウイルス罹患者が見つかったというクオモ州知事の発表から、じわり、じわりと生活リズムを変化をさせていたのだが、縮小させていく日常の行動範囲に、抜け道を探していたように思う。大丈夫だと思い込みたい、まさに正常性バイアスだった。

抜け道など無いのだと、コミュニティ内にウイルスはどこにでも既にいて、罹患する可能性は誰でも持っていると、発症していないだけなのだときちんと頭で分かった。心も同様に理解し、正しく怯えた。結果、今まで通りの外出はしなくなった。

 

そして、日常を失った。

 

2020年1月14日(火)に渡米し、NY、マンハッタンで暮らすことになった。そこから、少しずつ築いてきた新しい暮らしのスタイルとリズムを失うことになった。

 

だけれど、日常を壊して、行動を変えてきて、ひとまず良かったと、約1ヶ月経った今は思う。

 

医療的な情報も、公衆衛生的な情報も、どんどん変わる。

NYや米国内の情報だけでなくて、日本の情報も合わせて入れる。

日本政府の行動はその対応の酷さに怒りが湧いてくる。

友人たちが居酒屋に集まっているストーリーズを上げていてハラハラする。

 

日常を暮らしていると、どうしても近視眼的な視点しか持てなくなる。

情報を過剰摂取しているときは特にそうだ。

目の前の命が心配なのだから、そうなる。

心配がゆえに情報が欲しい。安心したいからもっと知りたい。

できることがあるならば、知りたい、知らなくちゃ。

手洗いやソーシャルディスタンスなど、まさに健康を守る情報だけでなくて、

行政の収入補償、クラウドファンディング、その他相互扶助につながりそうなこと、

政府を動かすための署名運動、、、

きりがない。

 

感情と情報で溢れた日常が見えない濁流となり、自分をいつの間にか取り囲む。

その濁流で、常に踏ん張っている状態になる。

足を広げて踏みしめて、腰を落として、力を入れて。

それを24時間している。

濁流は、突然顎あたりの水位になったり、腰くらいになったり、

鉄砲水のようになったり、ほんの一瞬引いたりする。

溺れたり、流されたり、浮上したりを繰り返す。

気が抜けない。

自分の意思で、情報の濁流を作っているにも関わらず、

それが激しく自分の心身を痛めつけるものだと気づいていない。

 

それはあっという間に起こるので、濁流になったことにすら気付けない。

 

厭だなあ、不安だなあと思っているにも関わらず、

自分自身が苦しく、しんどいのにも気づけない。

 

私は、今日、これを再認識して、心が落ち着いた。

 

今は、変化と過剰なストレスのなかで生きている

 

たったこれだけ。

なんで安定して毎日を過ごせないんだろう、と自分を責めていた時間が終わりを告げた。

日本の友人たちとの交流も大いに助けてくれた。

唯一まあまあ安心な外出である朝の散歩を厭だなあと思うほどには元気がない。

 

フロントラインは毎日変化していいる。

私は、文字通り生き抜くために、それに必死で対応しようとしている。

 

そりゃあ、心が浮き沈みしたり、眠れなかったり、疲れていたりしても仕方ないよね。

 

自分の暮らしのリズムが壊れてしまったなかで、もはや1ヶ月暮らしてきているのだ。

 

そりゃあ、大変だよね。

 

このパンデミックのなかを、生きているだけで、助け合えたり、心配し合えたりする心持ちをキープしているだけで、本当にすごいと思う。

 

少し、私の公的状況の変化の経緯を記しておく。

 

 

2020年3月1日、NY州内で最初の感染者が発見されたと発表があった。すぐに、感染者の家族が通っていた学校を含めた4つの学校が閉鎖になり、本人とその家族は隔離された。

たった一人だった。

行政は、足りないながらに手を打っていた。

病床数の確保、医療費の確保、自宅隔離要請、、、

毎日毎日、具体的な数字と対策が発表され続けた。

それでも、3月8日(日)には、感染者は100名を超えて、142名。

 

3月13日(金)に明確な自宅隔離生活を始めてから3週間強が経った。なんとなーーーく外出を避けるのではなく、ふらりと角のデリまで行くような外出でさえ控えている。

 

3月12日(木)にはNY州の要請によって、500人以上のイベントが一切開かれなくなった。予定していたものは全てキャンセルされ、博物館や動物園などの施設も閉鎖された。その時は、「行きたいけど、怖いな」と戸惑っていたので、予約していたものが全てキャンセルされてほっとした。生まれて初めてのカーネギーホールにワクワクしていた。

残念だけれど、生きていれば行ける。

 

3月19日(金)予約していたNY市民IDカードの受付を自主的にスキップ。窓口は空いているようだが、行けなかった。IDがまたしばらく無い。

不便だけれど、生きていてこそのIDだ。

 

3月20日~22日(土~日)に予定してたボストンへの国内旅行もとりやめになった。

残念だけれど、生きていれば行ける。

 

3月21日(土)、米国内の友人から電話があり、彼女の母親が来米を諦めたという。彼女と彼女の家族たちに会いに行く予定だった。またひとつ、国内旅行のあてが消えた。

残念だけれど、生きていれば会える。

 

3月25日(木)予約していた医者がキャンセルになる。

残念だけれど、肩の痛みでは死んだりしない。

 

4月3日(金)、ビザの身分変更のための、指紋押捺が2度めのキャンセル。もう移民局はずいぶんと開いていない。このリニューアルには、旅行許可と労働許可も含まれているので、また働けない期間が延びることになった。

残念だけど、ビザの更新は追ってなんとかするしかない。

 

たったこれだけの変化、たったこれだけ。

それでも参ってしまうんだ。

参ってる暇の無い人も多いと思う。

酷なことだ。

 

私は、愛する人を愛するように、私を愛してあげたいと思います。

大事にしてあげようと思います。

私は私を責めるように、愛する人を責めません。

私は私を罰するように、愛する人を罰しません。

私は私を貶めるように、愛する人を貶めません。

だから、

わたしは私を責めず、罰せず、貶めません。

愛する人を愛するように、私を愛してあげたいと思います。

 

自分で「疲れているな」と自覚できなくなるほどに疲れている可能性がある。

自分で「追い込まれてるな」と自覚できなくなるほどに追い込まれている可能性がある。

日常と崖っぷちはきれいにつながってるので、そこに立ってるって気づけない可能性がある。

 

疲れているなと認識できたら、

追い込まれているなと認識できたら、

今日は情報を手放して、

水を飲んで眠ろうと思います。

 

自分に効いた「認識」という頓服薬をちょっとシェアしたかった、それだけの話しでした。

 

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柳の新芽と春の陽。これももう3月中頃の写真。今はどうなっているかなあ。

 

 

 

 

 

 

NYコロナ事情アップデート(陽光さんとシングルマザー編)

「途中でやめる」というファッションブランドや、『バイトやめる学校』という本や行為、「場所ップ」とか、「ファミカセいこかもどろか」とかの動画とか、私のなかのゼロを1にするタイプの天才のひとり、山下陽光さんと、コロナのことで、やりとりしました。

そのやりとりの経緯と、彼の質問に返信したメールで書いた自分の文章を載せます。

まずこんなツイートがきました。(うまく貼り付けできない)

 

 (陽光さんツイッターを引用)

文中のリンクの動画は、視聴率もガシガシ上がってるみたいです。

結構ショッキングな内容なので、見たい方だけどうぞ。

私の文章でも、見なくても彼女の論点が分かるようにしてあるつもりです。

 

(以下、メール内容の転記。ブログ用に改行を修正しました)

 

陽光さん

 

ツイッターでのメッセージありがとう。そして、youtube動画見ました。

彼女が言っていることの中で、真実(もしくは彼女と私の共通の認識)と、私に実感があることと、私が実際に見ている事実(私の周りの出来事)と違うことがあったのでできるだけ分解してみようと思う。

長いけど、最後まで読んでくれたらありがたい。 

 

まずは、前提として、私も怖いけど、できるだけ、冷静になって自分の中の正常性バイアスを除いて書こうと努力しました。自分の書いてきたことの正当性を押し出そうとも彼女を否定したいとも思ってないです。

そもそも彼女と私の意見自体「日本もこの後やばい!!まじで対策して!今しかない!」は似ている。でもなぜここまで彼女と私でトーンが異なってくるかというのは、

視点と着眼点と経験と意見を伝えたい対象が違うためだと思いました。

 

あとは私には311の時の経験もあるから、闇雲に怖がるんじゃなくて、怖いけど情報を集めて、理解して、落ち着こうとしているというメンタルと行動の傾向もある。

それでもNYに来たばかりなので、接する情報の密度や情報源とかがまだまだ薄いという自覚がある。だから、彼女には私の知らないニュースやリアリティがあると思います。

 

あと、自分にバイアスがかかっているとすれば、この1点は付記しておく必要がある。

私は日本政治にずーーーーっとがっかりして、怒りまくってきた。行動しまくってきた。

具体的には2007年位からずっとそういう姿勢で生きてる。

それでも政府は何もしないという状況にあった。

たしかにこちらでもトランプ大統領は超やばいけど、合衆国制で州など地方自治の権力が強い場所に来て、クオモNY知事の対応やデブラシオ市長は具体的に毎日政策を打ち出し、その行動が早く頼りになるように感じた。国(トランプ)とも交渉し、足りないなりに結果を出しているのを見た。

いわば、生まれて初めてくらいの勢いで、代議制民主主義が機能することに感動している、というのはある。

しかしこれも、私の感情を抜きにして、予算を含めた数字だけ見ても、日本政府や東京都との差は歴然かと思う。「それでもこんなになっちゃうんだよ」というのは、彼女が言っていなくて、私が言いたいことだと思う。

 

書き方としては、彼女の論点を箇条書きにして、ひとつひとつについて答えていくようにしました。

では書いていきます!

 

 

・町中にヤク中、ホームレス、頭おかしい人しかいない

これはたぶんエリアによる。彼女の生活圏はこういう人が多いんだろうと本当に思う。

ハーレムに住んでるって言っているし。ありえると思う。

ハーレムって私の住んでいるところからも歩いていける距離(よく行く公園を挟んで向こう側)だけど、私もハーレムってほとんど行ったことないし、もともとコロナと関係なくハーレムがどのように、どれくらい治安が悪いかの実感はない。

でもこっちの治安が悪いは本気だろう。私の実感がないだけで。

 

結論を先に私の考えをまとめると、エリアの元からの治安が影響すると思われる。  

 

私のいるエリアは、アッパーウエストサイドの中のモーニングサイドハイツ(コロンビア大学のキャンパスの周り)というところ学生が多いエリア。

コロンビア大学ドナルド・キーンで有名でアジア研究も盛んだったりするからもともとアジア系の人も多い(気がする)。それで今、大学も休校、学生に対して帰省要請

(帰れる人がある人は寮やアパートにいないで帰ってねという内容)を出している大学もあるから学生寮や学生用アパートメントもほとんど人がいない。

 

エリアからめちゃくちゃ人が減ったのは地域を変えたと思う。経済状況を含めて。

 

そもそも治安の根っこには、経済の問題がある。これを忘れてはいけない。要するに、コロナ以前の地域の状況や条件が、今の状況に反映される。

動画の彼女は、シングルマザーで、仕事も休んでいて収入も減って、彼女も本当に辛い、それでも外に出ていないんだよと訴えている。

きっとコロナがなくても多分辛い。自己紹介で彼女が戸惑いながら「普通の、シングルマザーです」って言ったのは、彼女の経済的・社会的ポジションを端的に表せると彼女が思ったからだろうと私は考えたよ。

ハーレム住まいで、ハーレムはもともと経済状況が悪い人が他のエリアより多く住んでいる。

 

経済状況と、暴力、治安、リテラシーや学力は相関がある。

コロナのストレスをきっかけにハーレムに今まで鬱積していた何かが爆発したのかもしれないと考える。そしてそれはあり得る。

非常事態は、人間や社会の暴力性をむき出しにするから。

これや他のことが相まって、彼女の感情的な表現につながったのかもしれない。

彼女を見ると311直後の自分を思い出す。

文字通り泣いて喚いて「自分はもうじき死ぬだろう」と友達に宣言してたから、彼女のほうがよっぽど冷静かもしれない。

 

私の住むアッパーウエストサイドは、経済的にもハーレムよりも比較的安定した人が住んでいる。(予想も含めた)彼女の状況と比較すれば、私はまだ恵まれた状況だと思う。

 

私の地域で外に出ている人は、彼女の言うような人は極端な行動に出る人は見ていない。そしてコロナ以前も見ていない。

もちろん、いるかもしれないという可能性はある。

コロナ以前の治安(経済)も落ち着いているエリアではあるのは大きいと思う。

大麻の匂いくらいはどこでもするし、路上で飲んでる学生と思しきひとは週末いるし(NY市は路上飲みは法律違反です)、くらいは日常の風景だったけれど。移住直前にハーレムとの境目の公園で学生が強盗殺人にあって、ひとり死んでるのも事実なんだけれど。

私のエリアにも、ホームレスはスーパーや薬局の前に必ずいるけど、頭がおかしい感じでは行動していない。いつも通り、物乞いをしている。

外に出ると、

ソーシャルディスタンスをキープして散歩やジョギングをする人々。

スーパーもソーシャルディスタンスを守って(守らせて)買い物する(させる)人々。

忙しそうなデリバリーの人。

そのような人たちは見る。

確かに人はめっちゃ減ったけど、ヤバい人がいて

「おっかね~~~~!」

「殺されるかも!」

って感じの雰囲気はあまり感じないかな。

 

隣町でもこれだけ違うから、従って、NY全体がこうではないとは言える。

 

 

・コロナ関連のアジア系差別

これは絶対ある。実際にある。アクティビスト系のニュースでも話題になっている。

ちなみに私は本当に受けていないし、周りのアジア系の友人も受けているのを聞いてない。これは単純に幸運なことだと思う。

 

アジア人差別もコロナ以前からあるものだけど、

NYで感染者が出る前から、武漢が発生源だといわれていることで、コロナ関連のアジア人差別が発生した。

欧米にいたら、日本人、韓国人、中国人の区別なんてつかないです。

日本にいても、韓国人、中国人、と完璧に区別できないでしょう。

日本人から、ドイツ人とフランス人の区別がつかないように。

そもそもその人のルーツなんて見た目だけじゃあ分からないでしょう。

100%東アジア系の見た目の私でさえ、日本で特にパートナーといるときは、ほぼ英語で話しかけられたよ。分かんないですよと思う。

私の友達はインドっぽい見た目で、インド出身、ウガンダ育ち、米国籍、だからアメリカ人だよね、で、コロナ以前は韓国住まいでしたよ。

 

私が特殊で恵まれてる方の立場として暮らしているというのはリアリティの差を考えるうえで大きいと思う。

ビザの関係もあって働ける身分では無いので働いていない。

すなわち、他者との接触が少ない。

今はパートナーとの二人暮らしで、パートナーも今の所、外出がほとんど必要ないコロナで収入が減るタイプの仕事ではない(日本で言うところの研究職ですね。でもそれも任期5月までだし、その後は不明)。

すわなち、先の心配こそ大いにあれど、今日食うに困る経済状況ではない。

パートナーは相互扶助マインド、クリティカルシンキングリテラシー、教養と分析力のある人なので、家族内で言い争いになったり感情が高ぶったりすることが少ない。

すなわち、メンタル面も含め家が安全な場所である。

きっと、子どもの有無も大きく人の視点を変えるよね。

 

もともとも外出も、近隣の大学(コロンビア大学とバーナード大学)の図書館利用とジム利用、ヨガクラス、散歩やジョギング、バレエのレッスンくらいだった。

徒歩圏内で暮らしており、地下鉄に乗る機会も少ない。

地下鉄に乗っても週に一度もないくらいで、特別な用事のときだけだった。今は1ヶ月以上乗っていない。いずれを見ても、人と接したり、小池都知事の言う「三密」のようになったりする可能性は低い。

 

また、周囲に差別的な視点を持っている人が極端に少ない可能性が高い。

友達も、日本研究の研究者や学生アクティビストやアーティストで、差別はいけないことだというのが常識になっていたりする。

日本で暮らしていたときより、まだ交際範囲や行動範囲が狭く、限られた、かつ共通認識の多いコミュニティのみで生きている実感がある。

あと、学生街だから、ローカルビジネスの人もアジア人学生を差別したりしたら商売上がったりだと思うので、お店などでも感じたことはない。それでも、今、外出するときは、コロナ・アジア人差別を受けるのではないかと戦々恐々とする。

顔を隠そうか髪を隠そうか、とも思うが、どこをどう切り取って見ても、隠してみても私は東アジア系。

現実的ではない。  

だから、彼女の環境を思うと恐ろしい。

 

ちなみに3月の私の主たる屋外行動。これだけ外出する必要がないの特殊だと思うんですよね。

3/2~8の間で大学のジムや図書館に数回

パートナーと友達の3人でのバーでの飲み会 3/5

大学内の病院に行った 3/6

友達と自分の家で宅飲み 3/7(いずれの友達も、研究者なので、生活的にも一人で引きこもっている人たちばかり)

食料の買い出し 3月~4/1で2回(1回はパートナーが行って、もう1回は私が行った)

散歩 たぶん5~6回

 

 

・ミッドタウン(タイムズスクエアあたりの中心地)に死体安置のために軍隊の死体安置冷蔵車の配置

これは知らなかった。初めて知った。

パートナーに聞いたら、これの報道のニュースは確かにあって、でも「ショッキングさを強調したニュースだった」ということ。

人が死ぬのは怖い。病床数が足りていないのは事実だろう。私も怖いけど、パニックはもっと怖い。

だけれど、そのニュースを直接見ていない情報だけ知っている私としては、

死体を放っておかない、死体から感染するかもしれないリスクを軽減するための対策が取られていて、むしろ安心だと思った。

ニュースも受け取り方や発信の仕方で、「印象」がすごく変わると思う。

日本の安倍マスク騒動でさえ、ポジティブに見ている人がいるよね。

 

死んだ家族や友達の遺体に会えないのは、コロナの本当に怖いところのひとつだと思う。私はこれを考えたことがきっかけで、まあ生理前っていうのもあったし、どんどん状況が悪くなるNYのなかでまじで先週鬱だった。食べない、水さえ飲まない、ほぼ寝たきりになる本気の感じ鬱でした。笑。

 

 

・病床数や呼吸器が足りない。病院に入れない

これは事実。だから、臨時の病院をセントラルパークの中に建てたり、

海軍医療船(*文末に付記)を入港させたり、ミッドタウンのホテルと交渉して病床利用したりしている。

呼吸器も足りないので、トランプと交渉してかなりの数をもらったはず。

でも足りなくても不思議じゃない。

ちゃんと調べないと数はわからないけど、罹患者数から現在の病床数などを引けばどれだけパンクしているか分かるよね。

そして、以下のタイムラインを見てもらうと多少分かると思うんだけれど、行政対応が明確にあっても、足りないし、爆発的に増える。

陽光さんのメルマガ(途中でやめるupしました&4月のこと25~46)の35で引用していたFOXニュースのデイヴィッド医師の動画、私もニュースになる前に友人経由で知って、

あれフルサイズ(1時間バージョン)があるんだけど、それを今、日本語訳してるんだけど、 

それで繰り返し、

 

病院に来るのは、息切れがするようになったらでいい。熱や四肢、喉の痛みの時点では自宅隔離を徹底すればいい。

 

というのを言っている。もちろん、米国の家は、バスルーム(トイレと風呂)が複数あってトイレも含めて個室隔離できる可能性も日本より高いし、広いから、という条件の差はあるから日本の住宅事情で隔離が可能かと言われれば疑わしいと思っている。

 

あと、テキサスに住むパートナーの母親から、お義母さんですね、から、

病原菌も怖いけど、こういうとき「恐怖の感情」の影響もまじで怖いよという記事(詳細は今から読みます)という病気そのものじゃなくて、社会を見つめるポイントを思い起こさせてくれるような記事を送ってくれました。

こういうリテラシーの有無も、個人の認識や感情に影響すると思う。

https://medium.com/the-mission/why-coronavirus-should-be-the-least-of-your-worries-d6ed6abe75bc  

 

こういった情報がハーレムの彼女に入っているかや、周りにそういう人がいるか、経験の差、経済の差などが、彼女と私の反応をこれほど変えるのだと思う。

あと、私のブログは、彼女のメッセージと同じ「日本も今どうにかしないとやばい!!」という気持ちで書いている部分もあるけれど、

彼女はメッセージと怒りや心配などの感情が

 

「未だに出歩いたり、店を閉めたりしの対策していない個人」

 

に向けられていて

私は、

 

「影響を最低限にしていくためには今しかないのに、何もしていないに等しい日本政府」

 

に向けている、という違いもあるかなと思う。

あと私は、「米国ではこんな対策を行政が取っている(日本政府へ訴えるときのアイデアになるだろうという狙い)」や、「米国での公衆衛生管理の方法にはこんなのもあるよ(日本で習慣化していないソーシャルディスタンスなど個人でできる対策の紹介)」といった狙いもあるので、焦点がちょっと違っている。

だから、感情や表現のトーンも違ってくると思う。

彼女の動画は、本当に見ているだけで動悸がして、不安が煽られたし、怖かった。

あのくらい必死で訴えるの、当然だよねと思う。それくらいのリアリティの中で生きてるんだもん。

 

あとこれね、貼っときます。

(デイヴィッド医師の動画フルバージョン)

https://www.youtube.com/watch?v=YitWZj9QhdQ&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3wyPRyD_oGyC2A-lsy5sxtzvmzZ4xrw2gXi7c7H5F6Ut7LsP7_lJ8HBO4

 

 

・日本はNYの3週間前みたい

これは本当にそう。彼女の言う通り、あっという間に百単位の罹患者数が万単位になる。ざっと事実を並べます。データの出典は、在ニューヨーク日本総領事館のメールニュースレターです。

 

(以下、データの抜粋を再構成したもの)

2/26 ニNY州内で罹患者確認なし

3/1 感染者1名。クオモ州知事により、NY市内でひとりめの感染者の発見が発表された

3/3 2人めの感染者が州内発見される。

  感染者の親族が通っていた学校を含む4つの学校を予防措置として閉鎖。

 

以下人数の増加。州全体の数字。

 

3/4 感染者11名(感染者は隔離療養もしくは、自宅静養、入院)

3/5 感染者22名

3/6 感染者44名

3/7 感染者76名

3/8 感染者106名

3/8 感染者142名

3/10 感染者173名

3/11 感染者216名

3/12 感染者325名

3/13 感染者421名(50名が入院、18人がICU

3/14 500人以上のいかなるイベント、集会、ミサなどの禁止要請。

   施設の閉鎖。本当にすべて止まる。

3/16 ウエストチェスター郡の学校のほとんどが2周間閉鎖、

   オンライン授業に切り替え

3/14 感染者613名。死者2名。

   これは本当にどうかと思うのだけど、NY領事館はNY市当局と交渉し、

   NYに日本から帰国した日本人に対する2週間の隔離方針を取り下げさせた

  (オイ!なんの交渉してんだ領事館!)

3/15 感染者729名。死者5名。

   50名以上の集まるイベントを8週間にわたりキャンセルまたは延期の推奨

   (米疾病予防管理センター)

3/16 NY市内の公立学校を閉鎖。少なくとも4/20まで。

   3/16の州は持ち帰りの給食は運営する。 

   3/23よりオンライン授業を開始。

   州内の裁判所や役所などに対して混雑回避や低減を指示。

   クオモ州知事、レストラン、カフェ、バーなどが

   テイクアウトとデリバリー営業のみ許可。 

   映画館、ジム、カジノの完全閉鎖。50名以上の集会を禁止。

3/16 感染者950名、死者7名

3/17 NY市長、前日の学校閉鎖期間を延長し、今学期いっぱいになる可能性を発表

3/17 感染者1,554名。死者12名

3/18 感染者2,914名。死者20名

3/18 感染者5,298名。死者33名

3/20 感染者8,516名。死者44名

3/20 3/22より在宅勤務の義務付けや必要な業種のみの営業継続許可等を含む

   自宅待機命令の発効

3/21 感染者15,168名。死者114名

3/22 感染者25,665名。死者157名

3/24 クイーンズ区長の選挙延期(選挙の延期も大事)

3/25 感染者30,811名。死者285名

3/26 感染者37,258名。死者385名

3/27 感染者44,870名。死者527名

3/28 感染者52,318名。死者728名

3/29 感染者59,513名。死者965名

3/29 トランプ大統領、行動自粛要請を4/30まで延期(当初3/30までと発表)

3/30 感染者66,664名。死者1,227名

3/31 感染者75,795名。死者1,550名

4/1 感染者83,712名。死者1,941名

(以上、データの抜粋)

 

ほんでもって、

近々の4/1を起点にして、彼女が「今の日本は2~3週間前のNYみたい」と言うように、3週間前や2周間前と比べてみるね。

 

3週間前は3/11、感染者216名

2周間前だと3/18、感染者2,914名。死者20名

 

3/14 感染者613名。死者2名。

 

3/14に死者2名を確認してるね。この1週間の間だね。

さらに遡ると、3/1に一人目の感染者が確認されているので、

4週間~5週間前に一人目、ということになるね。

 

この1週間の間(2~3週間前)に行政によって、感染拡大防止対策が諸々取られていく。わかりやすいのはイベントや集会の禁止かな。

 

3/13時点で500人以上規模を禁止、

3/16には50人規模を禁止、

その後すぐに指定業種以外の営業停止やいかなる人数の集まりも禁止(ちょっと調べたら日程も分かるけど、勘弁ね)

 

そし私の知る限りの街中の店がそれを守っている。

勿論コレと並行して、病床数の交渉、呼吸器の確保、医療費の確保などの国家(トランプ)との交渉も進め、実現している。細かいところで言えば、街中にあるデジタルサイネージでの注意勧告、法律で禁止だった酒類テイクアウト販売の許可、サイトの充実、などなど。あと、「今、家賃払えない人を追い出してはいけない」勧告とか。まだまだある。

 

4/2時点での、東京の感染者数は、

 

感染者684名。死亡者16

 

この人数でNYと比べると、

 

3/14 感染者613名。死者2名

 

が近いのかな。ここから2週間と考えて、NYの数字を再掲すると

 

3/27 感染者44,870名。死者527名

3/28 感染者52,318名。死者728名

 

う~~~~ん。これは激しいね。

一覧にすると更にビビるね。

 

このくらいかな~~~。

 

他に論点はあったかな?

彼女の動画をもう一度見るようなメンタルは持ち合わせていないので

外していた論点があれば教えてほしいな。

 

あと、私は、今この状況で、日本より先行してパンデミックを経験していて、日本の友達や家族の役に立ちたいと思ってる。

例えば、踊りにするのは時期が違う、ストレッチ動画作成はみんなの息抜きと家の中での健康のためにありえるけど、

もっと急務なのは情報の拡散じゃないかなと思っていたりする。

でも、具体的にどう役立てるかが見えていないので、

こうやって、陽光さんがメッセージをくれて、具体的な日本に住む人が欲しい情報や肌感覚を素人なりに分析をしたのは役に立つのではと思っている。

他の友だちが、「在宅ケアワークについて気をつけるべきこと」の情報があるか聞いてきたので、

調べてみたら出てきたWHO発信の在宅ケアワーク指針などを送ろうと思ってる。

もしよかったら、役立てる必要なことのアイデアを相談していけないかな。

私は、松本さんや陽光さんみたいな「0を1にする」タイプのアイデアを発するのが得意な人ではないし、拡散能力もないけど、

「1になったアイデア」を補完したり、推し進めたりする作業はできる人だと思う。

日本にいたときみたいに、高円寺で集まれないし、デモもできないし、

でも、というか、だからこそというか、助け合っていきたいと思うんですよね。どうでしょう?

 

あ~~~~~!めっちゃ長くなった。

 

返信待ってます。メールが面倒なら(?)時差さえ超えれば、メッセンジャーやらなにやらの電話という手も。

 

ゴンダナミ

Blog https://blog.hatena.ne.jp/gonna_dance/gonna-dance.hatenablog.com/

Facebook/Twitter/Instagram @namigonda

 

*付記:海軍医療船について。

2020/4/2のニュースで知ったこと。この海軍医療船は病床数1000もあるんだけど、実際に入船できている病人はたったの20名。しかもコロナ患者じゃないとのこと。トランプ大統領が売名目的でとった行動のようで、かなり批判されいた。50近い条件に叶う症状の患者しかこの船での治療は受けられないという。コロナ患者はそもそもこの条件から弾かれている。ただ、コロナ以外の病気や怪我の人がこちらに集中するのも、もしそのように対応できるのであれば悪くはないと思う。コロナ対応に集中している病院は多いし、コロナ蔓延を防ぐために私の行っていた大学の学内向け病院は早々に閉まってしまって、私も治療を受けれていないものがいくつかある。あと、最悪の安倍政権時代日本を生きてきた人間としては、ニュースではっきりと政権や大統領を批判するのだけでさえ、とても頼もしいと感じる。

 

(以上、転記)

 

更に追記すると、

デイヴィッド医師の動画を全部見ると、「0歳~14歳のコロナ患者はいない」と繰り返していますが、4/4のニュースで確認しましたが、日本で幼児の感染者が発見されたようですね。

これもだからと言って、デイヴィッド医師の言っていることが全部ウソとかそういうことにはならないとお見ます。彼が、臨床で最前線でコロナ患者の治療をしているこの数ヶ月から動画を作成する日付までには見られなかった、ということです。

 

ということでした。

暮らしに各方面から負荷がかかり、日常が送れなくなる時、

受け取った情報をどのように処理するか、

というのはとても大事だと思うんです。

そしてそれをひとりでやる必要はないんだと思いました。

共に考えましょう。

距離はバラバラでも、会えなくても、お互い良い道を歩みたいですね。

コンタクトも待ってます。

 

そして、陽光さんのメルマガをちょっと拝借します。

「拡散するよりも浸透する」という言葉が書かれていて、ちょっと拝借すると、

 

デマとかとんでも情報もあったりするんだけど、出来るだけしりえたメディアじゃない所で発して共有する方が拡散するよりも浸透するし、伝えたい人に伝わる気がする(4月のこと70~90) 

 

浸透、大事だなと思いました。

SNS、大量のニュース、動画、知らない個人のたくさんの拡散した情報、

これらは、心(胸や胴体あたり)と頭(脳みそ)の表面を撫でるばかり。

内容や状況によっては、逆撫でする。

だから、勇気をもらっても、腹が立っても、スクロールして次の情報いっちゃう。

浸透するような、個人のやりとりも、もっとしていきたいなと思いました。

 

内容が多すぎる!

今日は読み返さない!編集しない!

もう1万文字超えたので、ここらへんでアップします。

また書きます。

 

もう、「ファミカセいこかもどろか」でみんな笑ってくれ!リンクは下!

ちなみに、新聞のテレビ欄の動画も面白いから!

 

山下陽光さん

ツイッター https://twitter.com/ccttaa

途中でやめる https://tochuyame.thebase.in/

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バイトやめる学校 

バイトやめる学校 (SERIES3/4 1)

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  • 作者:山下陽光
  • 発売日: 2017/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ファミカセいこかもどろかvol.1 

www.youtube.com

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道端の桜きれい。この非常階段が私にとって米国シティ感。