Loca☆Kitchen(さん)のこと。私の自営業の思想のこと。

いつも、「おいしいストレッチ教室」でお世話になっている高円寺のvegeカフェバーLoca☆Kitchen!それだけではなくて、木曜日の自由芸術大学のストレッチ講座の後も、よく受講してくださった方々と晩御飯を食べに行っています。

twitter.com

Loca☆Kitchenは、

ビーガンだけど気取っていなくて、高架下の飲み屋街にあるけど可愛くって、お料理の価格もお手頃!毎週変わるセットプレートは900円。ファラフェルなどのおつまみも充実、オーガニックワインもある。マクロビスイーツやお茶やジュースも充実。活躍のシーンの多いお店。

 

そのLoca☆Kitchenがウェブに掲載されました!「おいしいストレッチ教室」のことも取り上げていただいています!!嬉しすぎます。ありがとうございます。

style.vegewel.com

 

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(おいしいストレッチ教室でのビーガンスィーツプレートとオリジナルドリンク!)

 

自分たちの経済圏をつくるというチャレンジ

店長のやっちゃんこと、いとうやすよさんは、同じ大学院出身で、大学研究所でも一緒に働いた仲。

もともと、フェアトレードや、既存の大資本経済圏にとらわれず生きていくことや小商いに興味を持っていた私たちは、ふたりで、「自分たちの生活を楽しくするためのアレやコレやを手作りするユニット」というコンセプトで、Loca☆Kitchenというプロジェクト(活動)をふたりで始めたのです。2011年でした。

原発デモに行ってドネーション集めのケータリングをしたり、フリマを開催したり、ZINEを書いたり、縫い物をしたり、食事を出すコミュニティ空間を運営してみたり。いろいろ試しました。いつも、やっちゃんの企画力や発想力と底力に驚いてきました。

 

それぞれの道をポクポク、くねくねと歩き続けていたら、彼女は、お店を出し、私はダンサーになっていました。自営業系女子のできあがり。

 

こういうふうに生きるようになってみて、

仕事づくりの思想が本当に大切だと思う日々です。

そのひとつで、やっちゃんとも共有しているなあと思うことのひとつを紹介します。

 

私は、ただ単純に、お金を稼いでお金に頼って生きていきたいのではありません。お金は必要だけれど、お金で解決したその先にある品物や行為が欲しいからであって、お金そのものには興味がないです。

だから、お金「だけ」で解決しない経済圏とコミュニティを作りながら、生きていきたいなと思うのです。

「自分ができること」で「相手が喜ぶこと」を交換するようなことがしたい。

お金は助かる。でもそれだけじゃない。

パーソナルレッスンのメニューや基本構成の構築に協力していただく代わりに、めっちゃ安くレッスンしてみたり。生きていかれないほど安売りはできないんだけど。もっと何かできないか、っていつも思っている。

 

レッスンメニューは、とても思想が反映されている内容と構成になってきているなと思います。商品に反映させるのよりも、仕事づくりのやり方に反映させる方がもっと明確なものが必要だし、根っからの商売人じゃない私(あるビジネスマンの友達には、「アーティストとビジネスマンの脳みそはある種対局だね」と言われたこともある)にはちょっと違う頭が必要。

 

最近は、もっともっと自分の理想を明確にしたいなと思っています。

それがひとつひとつの仕事の在り方、プロポーザル、値段、内容、全てに繋がっていくからです。自分も相手も喜ぶ形で生きていきたい。

失敗したりぐるぐるしたりしながら、一個一個明確にしていきたいですね〜〜。

 

サテハテ!

 

やっちゃんが、お店を開くまでの人生を綴ったブログが面白いです。

「生きづらい時代こそ、社会不適応者は店を開いてのさばったれ〜☆」

 

おまけ。大福の話。得意なこと。できること。したいこと。

やっちゃんとふたりでケータリングをしていた時、受注数が多く、ほぼ徹夜のお祭り状態で支度をしていた時のこと。デザート用のいちご大福をラップで包むように、やっちゃんに頼まれました。運ぶことや時間が経ってから食べられることばかりを気にして、丈夫に包まなくちゃと思いまくり包んでいたら、丸い大福が四角くなってしまっていました。私にはやっちゃんのように可愛らしく魅力的に食べ物を仕上げるセンスがなく、(ここまでくるとそれ以前のナニカのような気もするけれど)四角くなった大福にさえ気づいていなかったのです。

それをじっと見てやっちゃんは、ぽそっと「丸いものを四角く包む」と言ったのでした。

それがなんだかおかしくて。今でも思い出しては笑います。大福はもちろん包みなおしました。

共通の興味から、Loca☆kitchenという活動をふたりでしていました(しています)が、それぞれができることや得意なことを、組み合わせ、共に動いたり、時にはひとりで、楽しみながら、やることの大切さも知ったように思います。

あの時は、まさか、やっちゃんがお店を持つとは、私がダンサーになるとは、夢にも思っていませんでした。懐かしみ。

 

サァ〜テ!未来も楽しみだ。

松本大洋「ピンポン」を大人にオススメする話。

 最近、ネットフリックス(Netflix)を見ている。

プラネットアースなどのドキュメンタリーから海外ドラマ、海外の子ども向け番組、「深夜食堂」などの日本のドラマまで。

 

Netflixで最近全話を見たのは、「ピンポン」だ。言わずと知れた(であろう)松本大洋原作の卓球漫画の傑作だ。

 

 

 

これが良かった。

作画やマットで全体に少し淡いトーンの色や、時折使用される彩度の高いラケットラバーの表面や登場人物の心理描写。登場人物のスマイルが動く時にさりげなく鳴る歯車のような音。バスケットボールや卓球など、スピード感と共に楽しむスポーツがアニメーションになると、そのスピード感の表現されなさにがっかりしてきた記憶がある。それを超える描かれ方。

 

ラスト3話は速攻で視直そうと思うくらい。詰まってる。

 

誰かのために生きること

これが正しいんだと遠からぬ他者によって示される道の上を歩くこと

自分の立ち位置を見つめ、認め、自分を変えてゆくこと

自分のために生きること

卓球を楽しむこと

卓球が楽しいんだっていうこと

卓球が大好きだっていうこと

 

 

思えば、私は踊りが純粋に楽しいと思えたことはあっただろうか。

踊りの記憶は、いつだって恐怖の記憶と結びついている。

えこひいき、いじめなんかもあるチームで育った。

正しさは一定の価値観が示され、それ以外は敗北であった。

 

一方で、身体を自由に動かしてみようとする快楽。

心や頭の中から自然と湧き上がってくる作品についての

構成や、振り付けや、衣装の類のアイデア

心がワクワクと騒ぎ出す。形にしてみたいと思う。

 

そんなチームを卒業して15年も経つのに、

虐待を受けて育った子どもたちが、大人になって、暴力を振るったり自分を尊重してくれなかったりするパートナーを選んでしまうのに似ている。

自分にとっての幸せを知らないから、幸せを感知する感覚が小さいから、

苦しみを与える何かに、自分の中の虐げられてきた子どもが順応しやすい。

 

今でも、床と鏡が整ったスタジオに入ると泣けてきてしまうことがある。

苦しかったし、幻聴なんかもあったけど、

床と鏡が嬉しい。踊れる環境に身を置けるだけで、こみ上げてくるものがある。

誰にも邪魔されず、誰とも比較せず、ウォーミングアップがわりに踊るとお腹の中から笑えてくる。

こんなにも動くのか、こんなふうにも踊れるのか

音楽は私の体をこんなふうに動かすのか

環境はこんなにも私に影響するのか

こんな感覚を味わうこと自体が嬉しい

ただ、すぐその心は曇っていってしまうことが多い。

 

 

ピンポンの登場人物たちは、深く説明しようのない卓球への愛がある。その愛に、生きるものとして、自分の願望とか関係のなくどうしようもできない才能と、他者の愛が絡んで、時間が織りなされてゆく。

ある者は、才能に奢り逃げてることすらも認めようとしなかった。

ある者は、家族と敷かれたレールを抱え続け応え続ける道だけを見ていた。

ある者は、ヒーローを待っていた。

ある者は、才能に見限りをつけ、愛する卓球から離れた。

素直に生きているように見えるけれど、その道は平坦じゃない人たち。

 

高校生が故の視界の狭さも合間って、それぞれがそれぞれの方法でがむしゃらに、もしくは極端に生きている。選んでいる。

 

この作品を見て、

私ももっと、私自身に、楽しい踊りを与えてあげようと思った。

 

「愛してるぜ、ペコ」

「いい子だ」

と主人公に何度も繰り返すのは、(原作では)唯一の女性の主要登場人物のオババだ。

 

「愛してるぜ、菜美」

「いい子だ」

私も私に繰り返していきたい。他者にも繰り返したい。

 

愛への反射神経を高めていきたいっす。

 

と、いうわけで、ピンポンおすすめです。

 

 

 

 

 

千差万別の体に寄り添います。4月5日(木)自由芸術大学ストレッチ講座

2017年4月中旬にこのストレッチ講座をスタートさせ、もうじき1年です。

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(ゆったりのびのびとしたメニューがほとんどですが、最終的にはこんなこともできるようになるメニューです。なぜなら、普段から私がやっているトレーニングメニューだから!)

 

今までたくさんの方に受けて頂いて、ほんとうに光栄です。ありがとうございます。隔週で開催していた講座が今では毎週受けられるようになりました。

これからも多くの人に受けて頂けるよう、技術や指導の向上、やっていきます。

 

次回は4月5日(木)!

皆様のご参加をお待ちしています。

体の困りごと、生活の困りごとをお持ちよりくださいね〜〜。自分でも様々なレッスンを受けに行きますが、自分のように毎回、参加者の多様な要望を取り入れてやっているクラスは受けたことがないです。先生方それぞれのやり方ではあると思うのですが、私は千差万別の個人の体の特徴や、異なる毎日の状態に寄り添いたいです。

ストレッチ講座詳細
講 師:權田菜美/ゴンダナミ(ダンサー)
会 場:素人の乱12号店|自由芸術大学
166-0002 東京都杉並区高円寺北3-8-12-2F
費 用:チケット制 4回分(2,000円×4回)8,000円 ※ビジター1回2,500円
問合せ:ngonda716@gmail.com
持ち物:運動のできる服装、飲み物、ノート、筆記用具(必要な方はおやつなど)

 

4月の予定

4月5日(木)

4月12日(木)

4月19日(木)

4月26日(木)

単発でのご参加もお待ちしています〜〜。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

パーソナルレッスン、やって〼。

パーソナルレッスン、パーソナルトレーニング

最近、よく耳にするようになりましたね。

 

私もパーソナルレッスンを行なっています。

 

書いてその通り、個人の要望に沿って、レッスンメニューを考え、マンツーマンで指導しています。

 

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こんなご要望に応えています。

・身体を柔らかくしたい

・肩凝りや腰の痛みがひどい

・開脚できるようになりたい

・綺麗に歩けるようになりたい

・姿勢を良くしたい

 

こういったベーシックなことを最近は主に受け付けています。

あと、私の特長としては、運動が苦手な人、運動が面倒くさいと思っているにも人気があります。

ガチガチの筋トレをしたりしませんし、内容もハードモードからゆるゆるモードまで合わせます。私の腹筋は、ノー筋トレで、床にゴロゴロ転がってやるタイプのストレッチを中心に基本的に柔らかく鍛えています。家でも寝る前の布団の上で実施できるやり方ですね。

普段のバッグのしょい方なんかにも最近は凝っています。

また、お家にお邪魔して、普段お家でストレッチなどをする場合に、床や壁、椅子を使ってストレッチする方法や、使う際に、その位置や勝手の指導などもしています。

 

ダンサーでも、特にモダンダンスで、技術の伸び悩みをしている人がいたら、一度、見せて欲しいです。私は、高校生時代に技術の伸び悩みで苦しかったところから、30歳オーバーになってから、コンテンポラリーや柔術などの技術を取り入れることによって、身体の使い方を覚え、身体の柔軟性や、ターンなどの技術が向上しました。(これは今でも涙が出そうな変化です)

 

パーソナルレッスンって、実は敷居がめちゃくちゃ低いと思うんです。

運動や体質改善が必要だと自分で感じている人は多いと思います。でも、だいたい、身体を動かすのなんて面倒なんです。ほんとうにスポーツ好きな人は、もうやってます。フットサルとか、マラソンとか、ジムとか。

プラスそれに加えて、ジムやサークルの雰囲気や人間関係が面倒とか、そういう側面的な理由もあって、けっこうみんな運動を諦めているんじゃないかなと思うんです。あと、入会しても通わなくなっちゃうとかね。

 

どこかで運動しなくちゃな〜と思いつつなかなかやれない人や、ジムなどの体育会系の雰囲気が苦手な人習い事やスポーツサークルでの人間関係が面倒な人人の目が気になる人、などにもパーソナルレッスンって実は向いていると思ってます。

 

パーソナルトレーニングを売りにしているジムって、めちゃくちゃ高額だったりしますし、このイメージがハードルをあげてる気がする。ひとりひとり体は違うんだから、丁寧に寄り添えるのって当たり前に満たされる指導の基本だとと思うんですよね。

 

パーソナルレッスンを受けるには。

ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしています。

パーソナルレッスンの流れはこんな感じです。

 

(1)ご連絡、ご相談ください。

本ブログのコメントでも、メールでも、SNSでも受け付けています。

メール:ngonda716@gmail.com

FB:Nami Gonda

Instagram / Twitter :@namigonda

 

(2)メール等でのやり取りで、レッスン内容、日時、場所を決めます。

(3)パーソナルレッスン実施(毎回、体の状態の確認から行います)

(4)フィードバック、と今後の実施方法の相談

 

料金は(2018年4月時点)、

1回90分で1万円とスタジオ代(2,000円ほど)

で受けております。

バイトやめる学校生でもあるので、何らかの物々交換、技術交換なんかも良いなあと考えています。実際それでやったりもしています。

モニターレッスンも考えています。

 

ご興味ある方は、お問い合せくださいませ〜〜。

よろしくお願いいたします〜〜。

 

 

おいしいストレッチ教室vol.4 ご報告!とvol.5お知らせ

みなさん、こんにちは〜。

3月18日においしいストレッチ教室のvol.4を実施しました〜。リピーターの方も増えてきて嬉しい限りです。

 vol.4のテーマは、「春のワクワクを体に取り込もう」でした。

 

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特性ビーガンスイーツプレート。(さらにマクロビ仕様とのこと!すごいなあ。)

まずは、当日レポート。

まずいらっしゃったら、やっちゃんのスペシャルドリンクでお出迎え。オレンジピール入りカモミールティー。ドライオレンジピールはLoca☆Kitchen店主やっちゃんのお手製。すっきりとした味ですが、カモミールの香りが心と体を安心させてくれます。

前半は、呼吸と首や方周りのストレッチを中心に、行いました。

呼吸も、いつもは1種類だけなのですが、春のワクワクを取り込めるスペースがたっぷりある体になるように、3種類実施しました!

 

(1)体を感じリラックスさせるもの(鼻から4カウントで吸って、4カウントもしくは8カウントで吐き出す)

(2)体を巡らせるもの(鼻から吸い込んだ呼吸を、頭のてっぺんの内側、首、背中を通してお腹の下の方まで届かせる。そこから吐き出す)

(3)お腹をからっぽにするもの(鼻から息を全て吐き切ると、自然に大きくお腹に吸えます)

 

呼吸は筋肉や骨も動かしますし、

唯一、自分で意図的に介入できる自律神経でなのです。超重要!

心拍や脈は勝手に自律していて動かせませんが、呼吸をゆっくりとおだやかにすることで、脈拍数を減らし、リラックスすることができます。

 

こんな知識も共有しながら、ひとつひとつ進めてまいります。

やっちゃんが用意してくれたミントウォーターを飲んで、ひと休憩しましたらば、後半です。

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後半は、胸や肩甲骨を開いたり、脇腹や股関節を伸ばしたり、骨盤の位置を調整したり。じっくりじっくりと進めました。「伸び」を使ったストレッチをみなさんがさささっとものにできていたのが印象的でした!

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プログラムは、事前に組んで行きますが、ワークショップの初めに参加者のみなさんに、今日の体の不調を伺います。首が痛いとか腰が痛い、といったお声をプログラムに組んで、それぞれの体に寄り添います。

 

ワークショップのあとは、お待ちかね!のやっちゃんのスイーツプレート。

苺大福、伊予柑ゼリー、抹茶ブラウニー。冒頭の写真ですね!

飲み物は、りんごの果肉いっぱいの自家製アップルジンジャーエール

ポーションも適切で、運動後の体にするするするっとおいしく収まります。

この日だけの特別メニューと思うと、もったいない〜〜〜!みんなに食べて欲しい〜〜!と思うのでした。うう。おいしいんだよなあ。

また、盛り付けが可愛いのなんのって。最高です。

 

参加者の方の感想は〜

・本当に、参加をキャンセルしようかと思うくらい体調が悪かったけれど、すっかり元気になった

・今度は友達を誘って来たいと思います

・二日酔い気味でしたがすっきりしました

・体のこわばりがとれて緩みました

 

こんな感じで、みなさん、ゆったり、すっきりとされたようです!本当に良かった。

ある方は、ワークショップ直前は顔色も悪く、会話もしたくないほどに疲れていらしたのが、会終了後は、ロカキッチンで食事も楽しみ、他の参加者の方も交えておしゃべりも楽しみ、さらにもう1軒軽くハシゴできるほどに元気になっていたのでした。

効果てきめん!

こんな時、私はとても嬉しくなります。そして、参加者の方の体が、ストレッチや呼吸を受け入れ、瞬間瞬間で変わっていけるほど素直であることにとても感動するのでした。

 

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(ディナーもロカキッチンでしました。楽しいひととき)

 

おいしいストレッチ教室、次回は・・・!

vol.5は、「変化を楽しめるコンディションづくり」というテーマで行います。

周りに変化の多い時期。気候も暖かくなってきたとはいえ、春らしい乾燥や寒暖差で体に負担もかかります。

季節や環境の変化をポジティブに受け止め、十分に楽しめる体になっていきませんか?

 

おいしいストレッチ教室 vol.5 〜変化を楽しめるコンディションづくり〜

(FBリンク、そして以下同文です)

 

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おいしいストレッチ教室 vol.5
〜変化を楽しめるコンディションづくり〜
English follows Japanease

****
毎月第3日曜日に開催!
ストレッチワークショップと
ウェルカムドリンク、講座終了後にデザートプレート+ドリンク付き
3,000円
(通常メニューもあります。追加オーダー大歓迎)

お料理と飲み物 いとうやすよ(Vegeカフェバー Loca☆Kitchen店長)
ワークショップ講師 權田菜美(ダンサー)

ゆったりした服での参加がオススメです。

2018/4/15/日
OPEN 14:30
START 15:00
CLOSE 17:30(ストレッチ終了は16:30頃。お時間のない方は、デザートプレートをテイクアウトできます。事前にお伝えください。)
VegeカフェバーLoca☆Kitchen(杉並区高円寺南3-68-1)
JR高円寺駅南口から右へ徒歩2分

6名限定 事前予約制
お問い合わせ・ご予約
 ngonda716@gmail.com(權田菜美)
 locakitchen@hotmail.co.jp(Loca☆Kitchen)

****

春は気候も良く、リラックスしやすい季節です。
風や雨も優しく、芽が吹き、花が咲き、虫たちも動きだし、知らず知らずのうちに、変化の多いめまぐるしい新年度の季節でもあります。
環境や生活の変化を、楽しみながら受け入れられるように、心や体をほぐし、新しいエネルギーを生み出すスペースをつくって、コンディションを整えていきましょう。

おいしいヴィーガン(完全菜食)、マクロビ料理とドリンクのカフェバー、Loca☆Kitchenでは、ダンサーの權田菜美とコラボで、毎月第3日曜にデザート付きストレッチワークショップを定期開催しています。
今回のテーマは、「変化を楽しめるコンディションづくり」。

オリジナルのリラックスドリンクを飲みながら、1時間ほどこころとからだをほぐします。その後は、スペシャル・ヴィーガンスイーツでごほうびタイム♪

ご参加待ってます。


講師 プロフィール
權田菜美
ダンサー。高校生時代、モダンダンスを中心に、クラシックバレエやジャズダンスを学ぶ。3.11をきっかけに、踊りを再開。パフォーマンスアートや柔術の動きを取り入れつつ、アートとアクティビズムを横断する表現活動をしてきました。
2017年9月、アートフェスティバル「VIVE MEXICO TOKYO」で、総合オーガナイザーのバイロン氏と「I’m Frida」を共作、披露。
毎週木曜日19時半から、高円寺、素人の乱12号店でストレッチクラスを開講中。きてね。

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Yummy Stretch Workshop vol.5
{Make your body ready for enjoy change in spring}

・April 15th Sun. 3-5:30 pm
supple cloth recommended
・vegan Cafe/Bar LocaKitchen
3-68-1, Koenji-minami, Suginami-ku, Tokyo
・¥3,000 includes; stretch workshop and macrobiotic dessert plate
・6 people only, please make a reservation;
locakitchen@hotmail.co.jp / ngonda716@gmail.com

 

 

春ですね。自由芸術大学ストレッチクラスも「ひらいて」いきます

みなさん、こんばんは〜。ダンサーのナミです。

毎週木曜日、19時半から、高円寺の自由芸術大学素人の乱12号店にて、ストレッチの講座を開いています。

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(野も春ですね)

 

冬の間はともかく、ほぐしてほぐしてほぐして、温めて温めて温めて!寒い日々をいかに体を緩めて負担をなくしていくか、という感じでやってまいりましたが、気づけばなぜだか桜も満開で、先週の突然の雪を忘れてしまいそう。

春は、環境や気候が変わりやすく、自分で感じているよりも緊張しています。自分が変わらなくても、職場で人が入れ替わったり、家族や近しい人の環境が変わることもあります。

ただ、全体的には暖かくなってまいりましたから、そんな閉じまくっていた体を、ふわぁっと開いて、変化を穏やかに受け止め、毎日を楽しめる体にしていきたいと思います。

 

もちろん、いつも通り、皆様の体の様子を伺いながら、「首が痛い」「背中がこわばる」などのご要望を持ってきてくだされば、クラスの中でピックアップしていきますよ。

 

3月、4月の予定

開 講:毎週木曜日(月四回)19:30~21:00

3月29日(木)

4月5日(木)

4月12日(木)

4月19日(木)

4月26日(木)


詳細
講 師:權田菜美/ゴンダナミ(ダンサー、パフォーマンス・アーティスト)
会 場:素人の乱12号店|自由芸術大学
166-0002 東京都杉並区高円寺北3-8-12-2F
費 用:チケット制 4回分(2,000円×4回)8,000円 ※ビジター1回2,500円
問合せ:ngonda716@gmail.com
持ち物:運動のできる服装、飲み物、ノート、筆記用具(必要な方はおやつなど)

 

おいしいストレッチ教室vol.5も開催します

去年秋からスタートし、すでに5回目を迎えた、高円寺のビーガンカフェバー・Loca☆Kitchenさんでのおいしいストレッチ教室は、4月15日(日)の午後に開催です。2種類のオリジナルドリンクと、東京でもまだまだめずらしいビーガンスイーツプレート付きのストレッチワークショップ。

テーマは、「変化を楽しめるコンディションづくり」でございます。

予約受付中です〜。みなさんの日曜の午後、リラックスな一時をお届けしたいと思います。

詳細は、こちらっ!チェックしてみてくださいね〜。

おいしいストレッチ教室 vol.5 〜変化を楽しめるコンディションづくり〜

7年目の3.11へ。作品「7年。そして。」と映画「息衝く」

過ぎてしまったけれど、また1年後には巡ってくる。そういう話ではなくて。

2018年3月11日。みなさんはどこで過ごしましたか。

 

なんだか、数年前からもうその日は、単なるアニバーサリーのようで、その日だけ追悼して、思いを馳せて、祈って、終わり。日本全体を俯瞰すると、そんな日にしたい、という大きなお上の力を感じる。

 

実際は、今でも、避難されているか方もいるし、フクイチの収束作業は続いてる。復興だって道半ば。東京では、毎週金曜日には国会議事堂前や首相官邸前で反原発の抗議が行われている。全国ではデモもある。裁判も行われている。街角のカフェでは原子力を問うイベントが行われている。ひとりひとりの心の奥深くには、東日本大震災を思う気持ちが根付き、行動、生き方となって現れている。

 

3月11日は、「7年。そして。」という作品を踊りに名古屋に帰っていました。

 

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動画リンクは文章末にもあります。

www.youtube.com

 

2018年3月11日。

私は、東京から離れ、地元・名古屋に帰っていました。

Team 原発いらんがね nagoya の方に招かれ、集会でのパフォーマンスとデモに参加するためです。

www.facebook.com

 

Team 原発いらんがね  nagoya は、本当に雑多で、東京だったら運動体自体が別れてしまうんではないかと思うような人びとが一緒に集会を開いています。

名古屋のど真ん中、栄の公園に、オーガニック食品や、ビーガンのサンドイッチ、コーヒー、反原発グッズなどを取り扱う屋台が優しく並び、イベントと集会とマルシェが一緒になっています。こういう優しい雰囲気も好き。お日様も暖かい日でした。

屋台には、大学時代によく食べた「わっぱん」のパン屋さん(障がい者の作業所をベースにしたパン屋さん)もあり、よく遊んでいた名古屋の街並みの一角が、穏やかなお祭りになっているのがとても嬉しい。

 

名古屋はえてして、とても保守的な土地柄。大都市だけれど、人の移動が少ない。それは第一次産業から第三次産業まで、様々な産業が域内に仕事としてあり、大学や高校などの教育も充実しているためだと言われている。

そんな保守的な地元が好きではなかった。窮屈。東京に住み続けている大きな理由。

今は、名古屋や愛知県が好きだし、誇らしく思っている。そして、そんな保守的なところで、こんな集会やマルシェやデモを開催し参加している人びとのことを、とても尊敬している。名古屋に住んでいる時に、こういう人びとと出会えていたら、私の人生もまた違うものになっていただろう。

 

今回、3.11集会のために用意した作品は、「7年。そして。」というタイトル。

去年は、NORA BRIGADEという東京のデモではそこそこおなじみのラディカルマーチングバンドで出動した。それはそれはクールな楽団で、めちゃめちゃ場のテンションをあげることができる。例えばこんな。

 

www.youtube.com

 

でも今年は、楽団ではなく、私ひとり。

そして、今年も原発は止まっていなくて、六ヶ所やいろんな問題はそのまま。脱原発した国もあるというのに。公文書偽造、右傾化、国の私物化、、、ますますこの国はボロボロだ。

私ひとりで、今、この2018年に、何が言えるのか。嘘のように励ますことはできない。もう大丈夫とは言えない。デモに来る、考え続ける、ひとりひとりが、この国の希望なのだけれど、出口が見えにくい今がある。2011年9月11日に、いとうせいこうが言ったように「デモ隊の諸君、君たちは路上の花だ」、その通り。一輪の花が1年365日、咲き続けることはできない。そんなことしてたら本当に生き絶えてしまう。息が詰まってしまう。

でも、明るいメッセージを発信したい。だって、まだ寒いかもしれない3月にわざわざ名古屋の都心まで集会とデモのために足を運ぶ人たちの励ましになりたいじゃないか。でも、心が辛い。だって、3月11日から、死の恐怖におののき、政治に憤り、試行錯誤し、路上に出て、友と励まし合い、歩いて、歩いて、歩いて、歩いたけれど、俯瞰した現状はどんどん悪くなっていく。不安だろ。生きていくのが。この国で。

 

作品作りは遅れに遅れた。明るいメッセージなんて出せない。私に。

でも、でも、でも、希望が見たい。希望が見たいんだ。希望を見せたい。

 

7年が経過するこの日々の中で、私は、日常的に原発のことを考えることから離れて、心の奥底に、自分の不安を埋めていたことに気づいた。

ある日、恋人と昼食を料理しようとしていた時に、恋人がまだ新鮮なきのこをゴミ箱に捨てた。聞けば、産地が放射能汚染されていると言う。その通りだ。恋人の情報源は、フクシマの研究をし続けている共通の友人なのだ。信頼できる研究者だ。私は涙が溢れてきて、自分の気持ちを振り返った。

もう、とっくの昔に、きのこや海産物や野菜を食べる不安を心の奥底に埋めたのだ。不安を押し殺して、我慢して食べてきたのだ。でなければ、東京に住むことができない。それでも東京に住むことを選んだのだ。2011年3月11日4月から、私には東京でどうしてもやりたい仕事の職を得ていた。上智大学グローバル・コンサーン研究所での仕事。人生を変えるために、それまで「正社員でなければならない」という親の価値観と圧迫を振り切って、研究所での不安定就労を選んだ。(仕事の内容は最高でしたよ)3.11直後から愛知県の実家に逃げて帰っていたのだけれど、東京に戻ったのだ。それからは、活動と仕事をおおいにエンジョイしてきた。

涙が出るほど我慢してきたとは知らなかった。

7年間。積もりに積もった。不安。不満。怒りと悲しみ。自分自身の大切な体を裏切る、愛さない行為。

言いようのない薄い白のオーガンジーのような不安がずっとあったのだ。

 

3月11日の舞台も差し迫った頃、ある1本の映画を見た。作品作りの参考になるのではないかと直感的に思った。

息衝く

www.ikiduku.com

ある宗教団体をベースにした政党に関わる、その宗教団体の二世たちの3.11以後の日常を描いている。それぞれが信じたものをいつまでも手探りで歩み続ける。この世界に横たわる薄い不安。

私は、最後に、

ぼんやりとした希望、を見た。

それは日常生活に埋没している。

宝石のようにキラキラしていない。NORA BRIGADEのようにテンションもあげてくれない。恋人のような抱擁も安心もない。いとうせいこうのように心にガツンとこない。

だからこそ、リアリティを持って、これが、このうすらぼんやりした不安と希望こそが、私たちの生活であり、今なのだと思った。

終演後、木村文洋監督と、主演の柳沢茂樹さんが劇場にいらしていて、話すことができた。映画を見た感想をお伝えしているうちに、涙が止まらなくなった。ポロリと、3.11に名古屋で踊ることを伝えた。「希望が見せたい。でも見せられない」7年という時間が重くのしかかっていた。生半可なことは言えない。

 

監督が、「希望なんて見せなくていいんじゃないですかね」と言った。

不安で当たり前、もやもやしていて当然。そういう世界に、生きているのだから。

 

素直にそれを認める作品を作ればいいのだ、ようやく心が決まった。

力強くなくても、よれよれでも。

 

おふたりと話した静かな時間を今でも覚えている。細かな言葉は覚えていないが、おふたりの足の裏が地面に接していて、少し丸まった男性らしい猫背を感じた。気張らず、虚勢を張らず、そこにいる。真摯な時間だった。

この頼りなく、嘘のない実感を頼りに、私も私のよれよれの足の裏に立つ決意をしたのだ。

7年は長い。

振り返れば、飽きるほどに。子どもだって大きくなる。私だって年をとる。

変化の連続。季節も巡る。

 

作品を作る過程で、

花が、咲き、日と風に乾き、枯れ、種が宿り、土に帰り、冬に蓄え、また春に咲くように、私たちも、私たちの命を人生というサイクルの中で、いつまでも、自分の行為をありのままに行い、讃えていく、そんなところまでいけたらいいな、と思った。

私たちの歩みはそういうところまで続いているのだと思った。

もっと大きなサイクルの希望。

結果は今を生きる誰も見えないかもしれないけれど、きっと誰かが引き継いで見守ってくれるだろう。

 

7年。また止まっていた原発がまたひとつ動かされることが決まった。

 

それでも、なんであっても、あたしたちは、この足の裏で、生きて、いくんだから。

優しく生きていきたいものです。

 

 

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