ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
— ECD (@ecdecdecd) 2018年1月24日
家族による代筆です。
昨夜21時36分、ECDこと石田義則は入院先の病院で息を引き取りました。家族と友人達に見守られながらの最期でした。
これまで応援してくださった皆さんには深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
告別式につきましては決まり次第こちらでお知らせします。
ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
2018年1月25日(木)
午後、ヨガのレッスンへ行き、恋人の家で、一緒に仕事をしながら軽くて遅いランチをした。納豆ご飯にプロテイン。その人が買ってくれた移動販売パン屋の惣菜パン。友人の作った甘酒。
午前、ラップの話を恋人としていた。ふと、ECDのことを思い出し、2007年高円寺一揆の時の「言うこときくよな奴らじゃないぞ」を一緒に聴いた。アンセム。
聴きながら、その後の日本政治と社会運動の流れを、恋人にざーーーっと説明した。そして、ECDががんで闘病生活をしていることも。一子さんのことは、また今度話そうと思って、心に閉まった。一子さんの恋や愛は、私たちにとってもとても大切なものだと確信している。
ちなみに私は、他者が想像するよりあまり音楽を聴かない。
音楽は、心と体がしびれる。ダイレクトに刺激が来る。脳みそもやられる。耳もやられる。仕事どころじゃなくなるほどに。だから、日頃、音楽を聴きたくても聴けないんだ。だから、この日は、珍しかった。昼間、自分から進んで、音楽を聴いた。
好きな人と、分かち合いたかった。
声も、パフォーマンスもかっこいい。ベタな褒め方だけれど、かっこいい。
もう、それだけで、いいや。ぜんぜん、いい。
本物の前だと、言葉は陳腐になる。
かっこいいものは、かっこいいんじゃ。くそう。
嘘無しのリリック。
嘘無しのアティテュード。
嘘無しの存在。
彼の表現と彼の存在の間には乖離がなかった。
いま・ここ
ECD IN THE PLACE TO BE
その後、ストレッチのクラスを教えるため、恋人にハグした。一度挨拶したが、なんとなく自分が本気じゃなかった気がして、もう一度ハグした。高円寺に向かった。
地下鉄の中で、twitterをチェック。
友人が一言、ECDアカウントへのメンションとともに「お疲れ様でした」と書いていた。
あれ?あれ?それってそういうこと?
ECDのアカウントをチェック。ああ。やっぱり。亡くなっていた。昨日か一昨日だったようだ。
ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
ECD、ECD、ECD、ECD!!!!ありがとうございました!
いいか。いつかなんて、一生、こない。
レッスン後、いつもだったら、常連さんたちとロカキッチンで夕食をとったりするのだけれど、中止。いつもより早めに恋人の家に帰った。風邪のルームメイトが心配だった。寒い。
夜中。
恋人に、昼間一緒に聴いたECDが亡くなったと伝えた。恋人は、
「彼は、最期にファンをひとり増やしたね」
と言った。正解。きっと、これからもファンは増え続けるだろうから半分正解。
涙が止まらなくなった。
いいか。いつかなんて、一生こねぇんだ。こねぇんだよ。このやろう。
あたしは、自分に向けて言った。
いいか。いつか幸せになる、なんて一生無いんだ。今日が幸せか、今日を生きたか、それだけなんだよ。それだけだ。
その日は、たまたま、満足な1日で、恋人に腕枕をしながら、今日なら死ねる、と言った。後悔なく。起きて、朝食を取り、仕事をし、ヨガを学び、昼食を取り、仕事をし、レッスンで教え生徒さんたちの心と体をほぐすことができ、友人の店に立ち寄り挨拶し、礼を言い、帰宅し、夕食を取り、好きなドラマ(深夜食堂)を見て、いくつかLINEやmessengerをし、歯を磨き、ベッドに入った。
嘘無し
裏無し
表だけ
いま・ここに
ある
それだけ
嘘無しのリリック
嘘無しのアティテュード
嘘無しの存在
彼の表現と彼の存在の間には乖離がなかった
いま・ここ
ECD IN THE PLACE TO BE
ECD、ありがとうございました!!!ご冥福をお祈りいたします。