バレエ・ロレーヌ観て参りました!
友人からチケットを買い受け、なんとなんと、2列目のどセンターで観てきました。
憧れの、カニングハム!フォーサイス!往年の名作を初見。なんなの!色褪せなさ!!!!!
セシリア・ベンゴレア&フランソワ・シェニョー作品も素晴らしかった。
様々な体型のダンサーが、美しくシンプルなグリーンのレオタードとリボンの衣装を見にまとい、顔にキュビズムを彷彿とさせるメイク。
繰り返される振り付けに、世界に引き込まれてゆく。どこを見てても楽しい。
バレエの動きながらも不思議なバランスでくるくると展開していく。
フォーサイス作品。
ダンサーの完璧な身体と動き。ズレない緻密な構成。バランス。信頼し合う身体。音と共に空間を支配する4人のダンサー。
一度は着てみたい衣装。
カニングハム作品。
人間臭くて、めっちゃ良い。舞台狭しと起きる人間模様が楽しく、わくわくした。
イエローとグレーのゆったりした衣装の奥に芯のある肉体があり、見えなさと共に動きが引き立つ。
はー!最高だった!
帰り道、興奮した頭でゆっくりと考えながら横浜散歩。
私は、集団で踊る踊りの世界で育った。総勢70人ほどの高校の部活動のダンス部。今流行りのアレです。
入部にオーディションがあるような名門チームでした。今年は全国大会で優勝してた。そしてMステも出てましたね。
当時の素晴らしい活躍や、今に繋がる礎をもらった反面、大きなトラウマがある。
とても怖い。
だから、ダンスを観に行くのは怖かった。いつもいつも踊りに心が囚われているのに、踊りが怖い。
同じ身体表現でも演劇や、舞踏は観に行くの、怖くない。きっと、自分のジャンルと遠いから。
モダンダンスやある種のコンテンポラリー、モダンバレエなんかは怖くて殆ど見に行かなかった。
今回の舞台は、私自身、とても脱力して、たくさん楽しめた。
幸せだなあ、楽しいなあ、
と穏やかにハイな気分になるまでに時間はかからなかった。
こうやって、穏やかにトラウマを乗り越えてゆけたらいいなと思う。
山下公園、中華街を堪能し、幸せな気分で帰路についた。