青空ストレッチとちょこっとライブ!オギノエンファームでの収穫祭・ピザパーティー

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11月25日(土)埼玉県所沢市にあるオギノエンファーム での、ワタの収穫祭・ピザパーティーにて、プチワークショップをし、そして踊ってまいりました〜。(下〜のほうに、この日やった簡単ストレッチ書いてます)

オギノエンファームはオーガニックの農園で、お茶、季節の野菜、ヤギや羊などなど様々なものを育てています。そこで、今年2017年の5月から、高円寺のカフェ、ぽれやぁれの有志が和綿を育てきました。今では、この有志にはイトテト舍という名前がつけられ、反原発の心のもと、優しく優しく大地とつながる取り組みをしています。そのはじめの一歩が、和綿を育てることでした。

私はぽれやぁれのいちファンだったのですが、今年3月に行われた7周年パーティーで、トランペッターの山本恭子さんからのお誘いで、Unknown Knowns制作委員会というユニットでゲスト出演させていただいたのがご縁で、ぐっと距離が近くなりました。恭子さんとは今、シスタシスネというふたりユニットを組んで活動しています。そして10月に一度、現イトテト舍のワタの収穫に参加させてもらいました。

はじめに少し綿と私・權田菜美のこと

綿は秋口から12月初旬くらいまで複数回に分けて収穫ができます。

綿を初めて収穫した時、「これ植物っていうより生き物に近い」と思ったのです。なぜって、それはふわふわだから!!すっごくふわふわなの!手でひとつひとつ綿をカサからもぐように摘み取るうちに、「これは小動物の生える木だ!!」と思いました。

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ちなみに私の実家は、家業が繊維の加工業をやっていました。毎年、お正月になると家族で愛知県西尾市にある「綿神様(わたがみさま)」と呼んでいた小さな神社にお参りに行ったことを覚えています。綿神様、正式な名称も知りませんでしたが、ちいさなお社をありありと思い出すことができます。小学生の頃に「愛知の民話」という児童書で、この西尾市が日本で最初に綿花が外国(韓国だったような)から伝わった場所だ、と読みました。

故郷と距離がある今ですが、ここで郷里と遠回りに近づいている感覚があります。なんじゃこれ?!いつか、綿神様に行きたい!で、ついでに神社の目の前のちっちゃい公園でブランコと名前もわからない平行に揺れる遊具に乗って、近くの船の形をした喫茶店を眺めたい。

綿の収穫

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地元の子どもたちやママたちも混じり、総勢20名オーバーで綿を摘みました。やっぱり綿は動物のようで愛おしい。摘んでいくうちにテンションが上がり、夢中になります。この日は、子どもたちの「これ見て!」「こんなのとったよ!」に囲まれ、空は晴天、幸せ。

 

トータリー・オーガニック・ハンドメイド・ピザ!!

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綿摘みから戻ると、次はピザの支度。一緒に作って、一緒に食べるのは素敵なことです。下拵えや生地の仕込みは、オギノエンファームの皆さんがしてくださっていました。生地の小麦もオギノエンファームで採れたもの。国産オーガニック小麦って、すごすぎる。プライスレスすぎる。

生地を丸め、まるく伸ばし、3種類用意された特製ソース(トマトソース、トマトソース、豆乳ソース)を選びベースに載せ、具材とチーズを載せ、窯で焼きます。

具材も、じゃがいも、いもがら、里芋、にんじん、ねぎ、たまねぎ、枝豆などなど!

全て、オーガニック。

トータリー・オーガニック・ハンドメイド。最高。

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順番に焼きあがる、そのそばで、暖かい冬のはじめの光のなか、ワインやビールやお茶で、めいめいに楽しみました。

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お味噌汁、煮豆、お漬物、サラダも用意され、もちろんこれも、トータリー・オーガニック・ハンドメイド。最高。おいしいのに重たくないからどんどん食べてしまいます。食べ放題状態。たくさん食べる胃袋の持ち主であることを、こういう時は感謝しますね。

 

ママ・トーク。イトテト・トーク

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ピザパーティーの間、ふたりのママさんたちとよく話しました。子どもを愛してる!自由にのびのび、学校の枠にはまらず、生きてほしい、という心そのものを感じました。「持ち物を他の子と揃えるくらいでは、子どもの個性は隠せない」「子どもがすごく自由に音楽に合わせて踊っているから、ダンスクラスに通わせたらつまらないっぽい」それぞれの話だけで記事になりそうなディープトーク

お腹がひと段落する頃には、「収穫した綿をどのように使うか」というブレインストーミングのようなゆるやかな話し合いが行われました。土を起こし、畝を作り、種を植え、間引き、草を取り、収穫し、さて、と。というところです。意見は、いつも日常で使える、もしくは身につけるものにしたいというような、育ててきたプロセスを見つめ、大事にするようなアイデアが多かったように思います。

あたしは、何か作る前に、綿を使って踊りをしたいと伝えました。綿を作ること、土と交わること、自分を耕し育てること、あたたかいものを踊れるような気がしたからです。綿つむぎや糸染色のワークショップをやるとしたら、そこでそっと踊れたらいいなと思ったのです。イトテト舍とオギノエンファームと人と土に寄り添うように。命に寄り添うように。

冬のはじまり。青空ストレッチとライブ。

山本恭子さんを中心に集まったミュージシャンと、飛び入り演奏家たちでライブ!まずは腹ごなしのストレッチからスタート。

私をぐるりと取り囲むように、みんなで落ち葉の上に、青空とサンドイッチされた状態で立っています。この日のメニューは、

・まんぷく用お腹さすり(お腹をさすると腸の動きがよくなるのでおすすめ。簡単すぎる。「の」の字を書くようにさするのがポイント)

・脱力の体揺すり(肩幅に足を開いて立って、膝で全身を揺する。肩で揺すらないがポイント。筋肉が緩む一番簡単な方法。いっぺんに全身できるしおすすめ)

・リラックスするゆっくり呼吸(できるだけゆっくり吸って吐く。数を数えるとゆっくりになりやすい。特に吐く時をゆっくり。鼻呼吸、口呼吸、胸式、複式、今日気持ちいい方法でやればいいと思うの!ゴンちゃんオリジナル鼻呼吸もあるよ)

・青空を見上げる体側伸ばし(肋骨がひろがって気持ちいい。体側を伸ばした後に空を見上げるように首をねじると超気持ちいいよ。)動作の説明難しい、断念。

 

バイトやめる学校的には、これを動画に撮っておいたら良かった〜!!次やる時は動画だ!文字説明わかりにくい!ぎゃーす!動画載せよう!ブログに動画!YouTubeだ!

 

みんなでリラックスした後は、恭子さん作曲の「冬の始まり」という曲のワンフレーズをみんなで演奏するセッション・ミニライブ。

集まったメンバーと楽器は、

トランペット(恭子さん)、バリトンサックス(いいさん)、ユーフォニアム(淳子さん)、鼻笛(ほかちゃん)、ピアニカ(せいがちゃん)、ハーモニカ(お名前失念!ごめんなさい!)、乾燥しきった落ち葉で打楽器(ハーピーさん)、鈴(しんたろうくん)、笛(いいさんの息子さん。恥ずかしがって出てこなかったけど)、即興ダンス(權田菜美)

私は、冬の始まりは人間の営みがとても愛おしくなる季節だと思うから、そのイメージをたくさん込めました。

里に下りてくる小鳥も増える。

セーターやマフラー、シチューやお鍋の温かさ。

春のように待ち望まれる季節ではないけれど、冬は全ての始まりのような気がしています。新芽に根っこが必要なように。

楽隊ともセッション。この空間や時間ともセッション。

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かたづけ・かえりみち。

ライブ後、みんなで片付けと、オギノエンファームでのトータリー・オーガニック・最高かよ!の買い物。これが、お味噌500グラム350円とか、里芋大きなのが5〜6個で200円とか、破格すぎる。お茶や、ベーコン、かざりナスもあった!!

 

なぜか焼き芋も出来上がっていて、さらにおやつ!最高。いいものは変な油分とかないので、めちゃくちゃ食べてもきちんと消化され、すぅっとお腹が減る気がする。いいさんの息子さんは、芋をネックストラップにつけてて、最新機能の芋OSimoのジョークをかましまくってくれました。

 

次は12月9日に最後の綿摘みがあるそうです。一緒に行ける人、ぜひ〜〜。一緒に行こう〜〜。

今日はありがとうございました。感謝。感謝。

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